【アニメ】『アイドルマスターシンデレラガールズ U149』第12話感想+総括

2023年4月から放送のTVアニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ U149』第12話(最終話)「明るい時は見えなくて、眠る時に見えるもの、なに?」を観たので感想を書いていきます。



デビューが決まるも年齢のためライブに出れない第3芸能課のメンバーだったが、会長の鶴の一声によって急遽ライブ出演が決定する。日程が迫る中、メンバーは準備に奔走する‥‥という話。

 

キャラクターのドラマとしては11話で綺麗にまとまったので、今回はお祭り的なライブ回といった感じでした。決定→準備→本番まで1話にまとめているのでだいぶ駆け足な印象でしたが、しっかりキャラクターの見せ場を作りつつ上手くまとめていたと思います。

 

そもそも20時開演は無いだろうとか、会長も急に開演時間変えられる力あるなら別のライブ開催すればいいだろうとかツッコミどころは多々ありますが、テンポ良く展開するための割り切りとして、この選択もありだと思います。

 

ただライブに出られるきっかけが10話のように第3芸能課で頑張った結果というものではなく、降って湧いた会長の鶴の一声というのは少々盛り上がりに欠けるかなとは思いました。キャラクターのドラマとしても11話で区切りがついていますし、これといったピンチもなく、ライブと物語の相乗効果がそれほど無かったのもなんだかあっさりした印象でした。

それと「大人」と「子供」というテーマを扱うには時間が足りなかった感じもして、特に部長をはじめとした「大人」の描き方が犠牲になって単純な悪役になってしまったのは惜しかったです。

 

ともあれ今回で最終話ということで、全話観た印象としては2011年のアニメ『アイドルマスター』からシンデレラ、SideMと続いてきた流れの最新版といった感じでした。特に原点の『アイドルマスター』及び続編の劇場版『輝きの向こう側へ』を思わせる演出や展開も多く、「アニマス」を丁寧にやっていた印象です。

なのでそこまで新鮮味があるかといえばそうでもなかったのですが、演出も凝っていて見応えとしては十二分なものがありました。本作は手描きの「アニマス」の流れの総括として、今後ミリオン、シャイニーカラーズと3Dアニメで新機軸が見れることを期待したいと思います。

 

個人的に好きな回は7話が頭ひとつ抜けていて、続いて5話、1話と言った感じです。詳しくは当時の感想で↓

 

あとはあえて読まずに取っておいた原作の漫画も読んで、比較しながら再度観てみようかとも思ってます。



 

それではこの辺で。

 

消灯ですよ。