【学マス】楽曲の特徴についてボンヤリ考える

5月16日リリース予定の新作アプリゲーム『学園アイドルマスター』のソロ曲MVが全9人分公開されました。

 

コンポーザーの時点でかなり気合を入れて楽曲を製作していることは分かっていましたが、公開されたどの曲も期待に違わぬクオリティでした。

 

多様なジャンルの楽曲が用意されていますが、並べて聴いてみるとなんとなく全体の方向性が見えたような見えないような感じがしました。

 

 

まず全曲通して言えることとしては、生配信なんかでも語られていた通り、いわゆる「自己紹介ソング」ではないということでしょう。

どれも前提となる物語があって、現時点では全てを理解することはできなくても、その物語のクライマックスで聴いたときに最大限効果を発揮することが容易に想像できるような楽曲ばかりです。

具体的には全ての歌詞がざっくり「葛藤や困難を乗り越えて一歩進む」というドラマティックな構造で一貫していて、曲調もしかり、どれも明らかに第一話よりは最終話で流れるような内容です。

これはストーリーを進めるごとに成長して歌も変化していくという、学マスならではの色が出ている気がします。

 

その「歌が変わる」ことを意識してなのか、変化を出しやすいようなキメどころもあって、台詞パートや語るように歌うパートなどは特に分かりやすく変わるポイントなんだろうなあと想像できます。

 

総じて言えることはとにかく「エモい」ということで、早くゲームをプレイしてシナリオを知ってから改めて曲を聴きたいと思えました。

 

個人的にはもっとドライな曲が好みではあるのですが、今後シナリオに絡まないような楽曲が出てくるようになれば、さらに自由度の高いバラエティ豊かな楽曲が出てきそうなので、この先も楽しみ。

 

 

最後に今回の楽曲の中で好きだった3曲を挙げておきます(順不同)。

 

光景

歌:篠澤 広 (CV. 川村玲奈)  作詞作曲編曲:長谷川白紙


「長谷川白紙さんはシャニマスやってるみたいだし、いつかアイマスに曲書いてくれないかなあ」と思っていたので、今回の参加は超嬉しいし、しっかり長谷川白紙曲になっていて素晴らしい。さらにストリングとホーンのアレンジを担当しているアルトゥール・ヴェロカイ氏はブラジル音楽の偉い人らしい。何?

 

 

『Wonder Scale』

歌:倉本千奈 (CV. 伊藤舞音) 作詞:大森祥子 作曲編曲:兼松 衆


今回の中で一番歌詞がよかったのがこれ。詩的な言葉選びも良いし、複雑な譜割りの中でもひとつひとつの音が美しくハマっていて、聴いていてとても気持ちがいい。ちなみにこの曲も生楽器がかなり入っていて、その辺りのリッチさからも学マスの楽曲への力の入れようが感じられる。

 

『Fluorite』

歌:有村麻央 (CV. 七瀬つむぎ) 作詞:やぎぬまかな 作曲編曲:Moe Shop


最初は麻央でゲームを始めようと思っていたので、ちゃんと曲が良くて一安心。曲調としては『Kosoms,Cosmos』に近いものがあり、当然嫌いなわけがないのだが、まんまとハマってるようで複雑なところもある。それはそれとしてこの曲は雪歩が歌ってもヤバそうなので、いつかどこかで聴けたら......(まあ765でやるとしたらまずは真になるんでしょうが)。

 

 

何はともあれ、学マスは配信当日からやりまくるぞ!

 

それでは今回はこの辺で。

消灯ですよ。

【映画】『ゴジラxコング 新たなる帝国』良かったシーンまとめ(脳内フィルター有)

ゴジラxコング 新たなる帝国』観ました。

 

一応シリーズは一通り観ているのですが、どれも全然内容を覚えておらず、ほぼまっさらな状態で観にいきました。

しかしそれでも全く問題は無く、終始爆笑しながらしっかり楽しんでしまいました。

 

基本的に真面目に論評するような作品では無いので(台詞無しで怪獣の魅力を120%表現していたり、ノリ重視の思い切った編集など技術的な見どころは結構あると思いますが、やってることは怪獣プロレスなので)、印象的な場面を脳内フィルターを通してひたすら羅列していこうと思います。

 

 

・コング「虫歯痛え……」

・スーコ「へ、へえ!こちらでございやす(ククク……まんまと騙されやがって)」

・スーコ「スイマセン!命だけは……」コング「お前も食え」

・スーコ「アニキ、やっぱり止しやしょうよ……スカキン先輩はマジでヤバいんですって!」

・コング「酷え……なんだここは」

・スカキン「手を出すな!こいつは俺1人でやる!(直後にシーモ投入)」

・シーモ「アニキ!助太刀に来ました!」コング「すまねぇ、助かった」

・人間「アレか気に入らなかったら暴れるぞ……」コング「ダァーーーッ!!」人間「やったッ!気に入ったぞッ!!」

・コング「待て、今はお前と闘ってるときじゃ……ちくしょう、こいつ正気じゃ……仕方ねえ……!」

モスラ「アンタたち!いつまで遊んでるんだい!さっさと行くよ!」

ゴジラ&コング「姐さん……すいません……」

・コング「ダァーーッ!!!」

・シーモ「アニキ!今行きます!待っててくだせえ!」

・シーモ「アニキ……」コング「俺の舎弟に何しやがる!」

・コング「ダァーーッ!!!!」

 

以上!

 

 

それでは今回はこの辺で。

消灯ですよ。

【シャニアニ】アニメ『アイドルマスター シャイニーカラーズ』の楽しみ方講座

2024年4月6日から放送中のTVアニメ『アイドルマスター シャイニーカラーズ』、現在4話まで放送されていますが、楽しみ方がイマイチ分からない、ハッキリ言って面白くないという方も居るんじゃないかと思います。

 

実際そう思っても仕方がないほど独特な作品ではありますが、少し視点を変えれば結構楽しめる作品だと思うので、今回は私が劇場先行上映で全話鑑賞する中で獲得した本作の見方をいくつか書いていこうと思います。ちなみにシャニマスは未プレイです。

 

劇場先行上映での感想(1章あたり4話ずつ。ネタバレあり)↓

 

 

・ストーリーを追わない

もちろんシャニアニはストーリーのある作品です。むしろ構造としては、葛藤を乗り越え、キャラクターが成長するという王道の作劇がとられています。

ただ葛藤も、それを乗り越えた時の感慨も驚くほど平板で、一般的なエンタメ作品を期待して見ていると、かなりの肩透かしをくらうでしょう。

しかしこの感動しすぎない、それでいて程よい起伏もある、いわば「ぬるま湯」感こそがシャニアニの良さだと思うのです。もしこれがただの駄作であれば、単によく分からなくて興味が無くなったり、イライラして見ていられなくなったりしてしまいます。シャニアニは諸々足りないところはあるものの、根本的に王道の作劇という骨組みがちゃんとあるので、その点は安心して見ていられるのです(最後まで観たときに物語としての筋も最低限通してくれるので、その点も安心)。

すなわち、疲れていて大作・傑作や賑やかな作品を見る気力が無い、でも何かは流しておきたい、そんなときにシャニアニはピッタリなのです。

 

 

・集中して見ない

これも前段の「ストーリーを追わない」にも通じるところなのですが、集中して見てしまうと、どうしても物語の穴や説明不足な点が気になってしまうと思います。

なので、「なんか問題が起きたんだなあ」「なんか解決したんだなあ」「みんな可愛いなあ」ぐらいの解像度で見るのがちょうどいいでしょう。そんな感じで見ても、物語が追えなくて困ることはないので安心です。

劇場の先行上映で観たときは、どうしても集中して観ざるを得ない状況だったので、しんどい瞬間も多々あったのですが、酒なんか飲みながらだと驚くほど心地よく見ることができました。

キャラのアップばかりで変わり映えのしない画面も、モニターやテレビの画面で見るとちょうどよく、家でダラダラしながら見るのが一番適切な鑑賞環境なのだと思います。

 

 

・劇盤に浸る

集中せず、ボンヤリ見ているときに際立ってくるのが、作中ずっと鳴っているアンビエントな劇盤です。

先行上映ではずっと同じような、抑揚の無い、ふんわりした音楽が鳴っているなあと思ってしまったのですが、ストーリーを追わず、雰囲気で見始めると、この劇盤が非常に心地よく響くのです。

そして改めて劇盤に注意を向けると、映像に合わせて音楽を付ける「フィルムスコアリング」で製作されたという劇盤の機微も分かるようになり、より深く世界観に没入することができるでしょう。

 

 

結論:癒し動画として見る

ここまでの話を総合すると、シャニアニはいわゆるエンタメ作品として観るのではなく、ワンちゃんやネコちゃんの可愛い仕草を愛でる動画や、あるいはゆったりとした音楽と共に流れる大自然の映像みたいな「癒し動画」として見るのがとても良いということです。

 

もちろん直近の4話や、次回の5話なんかはエンタメ作品としても普通に楽しく観れるので問題は無いと思いますが、その先の6話以降はしばらくハードコア癒し回が続くので、今回書いたような視点があった方がずっと楽しめる確率は上がると思います。もちろん素直に楽しめるならそれが一番良いと思いますけどね。

 

 

それでは今回はこの辺で。

消灯ですよ。

『LUPIN THE ⅢRD』(Audible版)感想

若き日のルパン三世を描いた、小池健監督によるスピンオフシリーズ『LUPIN THE IIIRD』をAmazonオーディブル用に再構成した「オーディオアニメ」全3作『次元大介の墓標』『血煙の石川五ェ門』『峰不二子の嘘』を聴きました。

 

この小池健監督による『LUPIN THE IIIRD』シリーズは個人的に大好きで、毎回楽しみに観ています。

ただ今回のAudible版は音声のみになったとはいえ、基本的にはアニメ版と同じだろうと手が伸びなかったのですが、軽い気持ちで聴き始めたところ、結構構成が変わっていて思いの外楽しめました。

 

というわけで、各タイトルごとに軽く感想を書いていこうと思います。

 

ちなみにオリジナルキャストはルパン一味と銭形だけで、それ以外の登場人物やナレーションは『次元大介の墓標』『血煙の石川五ェ門』では白熊寛嗣さん、『峰不二子の嘘』では小松由佳さんが担当しています。どちらの方もバッチリ世界観に没入できる良い語りでした。

 

 

次元大介の墓標

このAudible版におけるアニメ版からの一番の変化は、次元の声優が先代の小林清志さんから2代目の大塚明夫さんに変わったことでしょう。

特にこの『次元大介の墓標』のアニメ版はタイトルロールでもあり、小林清志さんの超渋い演技が存分に堪能できる一本ということで、もちろん大塚明夫さんも素晴らしいですが、元と比ベざるを得ない中で、どうしてもあっさりした印象は拭えませんでした。

 

とはいえ再構成されたシナリオは、アニメ版では尺のためにカットされたルパンが暗証番号を聞きだす件が入っていたり、「これ位置関係どうなってるんだ?」というクライマックスの狙撃合戦も飲み込みやすいよう修正されていたりと、元のアニメ版を何度も観てるファンとしてもニヤリとできる脚色も多く、新鮮に楽しめました。

 

 

血煙の石川五ェ門

『血煙』ではキャラクターが大胆に整理された代わりに、より分かりやすいキャラ付けがされていました。

今回の敵役であるホークはアニメ版だとほとんど喋らないため、Audible版では割と喋るようになっているほか「嫌いじゃないぞ」が口癖になっているのが面白かったです。

五ェ門の雇い主である鉄竜会も割と変わっていて、稲庭四天王は西郷兄弟だけになっているうえに武器がマシンガンになっていたり、稲庭Jr.はアニメ版と比べるとかなり情けない人物造形になってて味わい深かったです。

 

 

峰不二子の嘘』

このタイトルはアニメ版からの変化が少なく、鞭使いのカーラがいない以外はかなりアニメ通りな印象でした。

ナレーションの小松由佳さんのジーンがかなりアニメ版に近く、そのおかげでスムーズに入り込めたのも大きかったと思います。

 

 

というわけで久々の『LUPIN THE IIIRD』を楽しめてよかった!のですが、やっぱり新作が観たいので、次は銭形なのかルパンで締めなのか分かりませんが、首を長くして待っております。

 

それでは今回はこの辺で。

消灯ですよ。

【読書】『三体0 球状閃電』『三体X 観想之宙』(オーディブル版)感想

劉慈欣によるSF小説『三体』3部作を「audible」で聴き終えたので、続けて前日譚的な『三体0 球状閃電』と宝樹による2次創作の「続編」が後に劉慈欣なも認められ公式に出版された『三体X 観想之宙』の2作をやはり「audible」で聴きました。

 

三体0 球状閃電

『球状閃電』は『三体』以前に書かれた作品で、天才物理学者・丁儀が登場するぐらいで物語的な連続性はそれほど無いものの、『三体』とは世界観が緩やかに繋がっています。

 

本作の中心となるのが神出鬼没の球状の雷「球電(ボールライトニング)」。

 

本当に一から十まで球電の話だけで進んでいくのですが、これが無類に面白い。

球電自体は現実に目撃証言もある現象なのですが、流石は劉慈欣、風呂敷の広げ方が尋常ではなく、最後には宇宙の深淵まで連れて行ってくれます。

 

その一方で本作に特徴的なのが、やたら甘酸っぱい恋愛描写。主人公となる雷学者と、球電を兵器として研究する美女軍人のつかず離れずの関係は『三体Ⅱ 黒暗森林』の羅輯妄想パートを思い出しました。

読んでいる間はなんだこれと思っていましたが、ラストのやたらロマンティックな展開に至って、あれは必要なパートだったのだと気付きました。

 

『三体Ⅲ 死神永生』の程心と雲天明の関係などもそうですが、劉慈欣の作品は大きな物語と個人の恋心がリンクしてくる、いわゆる「セカイ系」的なロマンチックさがある気がします(実際劉慈欣は、セカイ系の代表的な作り手である新海誠の『秒速5センチメートル』を好きな作品として挙げています)。

 

ただし劉慈欣の場合は、理論の土台がしっかり固められているため、鼻じらむことなく素直にそのロマンチックさに浸ることができるのです。

 

本作『三体0 球状閃電』は、そんな劉慈欣の魅力が存分に(そして『三体』本編より手軽に)感じられる、とても面白い作品でした。

 

 

三体X 観想之宙

本作は『三体Ⅲ 死神永生』刊行後に宝樹がネットに上げた2次創作。その完成度の高さにファンの間で人気を博し、ついには劉慈欣の公認を経て同じ出版社から出版されるという、まさにシンデレラストーリーな背景を持つ作品です。

 

根本的には「この作品の続きを読みたい!」「明かされていない謎を知りたい!」という、ストレートなオタクの欲求によって書かれた作品ですが、宝樹の確かな知識と筆力によって単なる2次創作の枠を超えた、堂々たるSF作品に仕上がっています。

 

ただ『三体』の考察としてはかなり整合性が取れており納得度も高い一方で、本編にあった宇宙社会の考察やロマンチックさは背後に引っ込んでいて、キリスト教や神話的世界観が前面に出てきているので、空気感は良くも悪くも本編とはだいぶ違うものになっています。

 

本編ファン的には割と好みが分かれそうですが、個人的にはとても感心した一方、本編ほどは刺さらなかったという感じでした。

 

 

ともあれこれで『三体』シリーズは完走したので、次は劉慈欣作品をさらに掘っていくか、物理学系のノンフィクションに行くか迷い中。

 

 

とりあえず今回はこの辺で。

消灯ですよ。

【ドラマ】『相棒22』感想

『相棒 season22』が最終回を迎えたので、今年も感想を書いていきます。

 

まずシーズン前半においては、3話『スズメバチ』や4話『天使の前髪』など、女性の生きづらさに焦点を当てたエピソードが印象的でした。

その一方で、結果的にはどれもそんな女性が犯罪に走り裁かれるという流れになってしまい、なかなかスッキリしない話が多かったです。

 

後半にかけては安定したエピソードが多く、さらに6話『名探偵と眠り姫』では12年ぶりにマーロウ矢木が登場、12話『惡の種』では南井の生存が示唆されたり、13話『恋文』でたまきさんの名前が出てきたりなど、嬉しいサプライズがあったのがよかったです。

 

サプライズで言えば一番は元旦スペシャル「サイレント・タトゥ」で笛吹さんとカイト君の息子が登場したこと。特に笛吹さんはS13における退場の仕方があんまりにもあんまりだったため、元気な姿が見れて嬉しかったです。いつかカイト君も顔を見せてくれないだろうか。

 

個人的に良かったエピソードは7話『青春の光と影』、8話『センチメンタル・ジャーニー』、12話『惡の種』、15話『マッターホルンの殺人』でした。

 

南井というラスボス的な存在も浮上してきて、着実にラストへと近づいている雰囲気はありますが、実際にそのときが来るのはいつのことやら。

何はともあれ最後まで楽しみに追っていきたいと思います。

 

 

それでは今回はこの辺で。

消灯ですよ。

【読書】『三体』3部作(オーディブル版)感想

劉慈欣によるSF小説『三体』3部作を、様々な本を朗読で聴くことができるAmazonのサービス「audible」で聴きました。

 

日本で第1作が出版されたのは2019年(中国本土では2008年)ですが、評判が評判を呼び、現在Netflixでドラマ版が配信中です。

 

今回三体に触れたのはドラマの予習というわけではなく、単に長距離移動のお供に何かないかと探して、たまたま無料クーポンを手に入れていた「Audible」の中で見つけて、時間も長いし(1作目『三体』が17時間)ちょうどいいかと聴き始めたのがきっかけです。

 

そんな感じで何となく聴き始めたら、お話は面白いし「Audible」も聴きやすいしで一気にハマり、全3作(1冊約17時間×系5冊=85時間超)をまとめて全部聴いてしまいました。

 

まず祐仙勇さんによる朗読がとても聴きやすく、人物によってしっかり演じ分けてあるので全く混乱することがなく、スムーズに物語に没入できました(声で「あ!あの人が出てきた!」と分かる感じも楽しかったです。特にトマス・ウェイドの演技は印象的で良かった)。

また、活字で読んでいたら馴染みのない中国の名前や専門用語でつまってしまっていたかもしれませんが、その点音で聞くことでだいぶ理解しやすくなっていた気がします。

 

本作の概要は知っていたはずなのですが、聴き始めるタイミングではすっかり忘れていて、第一部のどこに向かうか分からない楽しさも十二分に味わえました。

 

第二部では羅輯の延々続く妄想デートに困惑こそしましたが、時代がポンポン飛んでいく後半につれてどんどん楽しくなり、とてもよくできた結末に「これをどうやって続けるんだ?」とまた困惑してしまいました。

 

しかしそんな困惑は全くの杞憂で、第三部のあまりに壮大なスケールかつ衝撃の展開の数々に序盤から引き込まれ、最後に至るまでめちゃくちゃ楽しく聴くことができました。全三部の中で個人的にはこの第三部が一番好き。

 

本作はSF的な奇想や三体世界の超技術の楽しさはもちろんのこと、「宇宙社会学」の考察が非常に興味深かったです。

「宇宙社会学」をベースとした「黒暗森林理論」も非常に納得度が高く、社会状況や生活環境で人々の選択は常に変わりゆくという社会心理のありようもしっかり描写されていて、壮大で荒唐無稽な話の中にも確かなリアリティを与えていたと思います。

 

そんなわけでたいへん楽しめましたし、他の劉慈欣の作品も読むなり聴くなりしてみようと思いました。傑作!

 

 

それでは今回はこの辺で。

消灯ですよ。