【アニメ】ギラギラな『アイドルマスター シンデレラガールズ U149』第5話感想

2023年4月から放送のTVアニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ U149』第5話「すごく高いのにずっと地下にあるもの、なに?」を観たので感想を書いていきます。

 

今回の主役は的場梨沙。第4話のTV出演をきっかけに人気が出はじめている桃華の活躍に焦りを覚える梨沙は、プロデューサーの持ってきた映画のオーディションの話に飛びつくが……?という話。

 

第4話までこのアニメを観てきて思ったのが、第三芸能課のアイドルたちは皆基本的にスーパー良い子なのでドラマを作るのが難しいということ。アイドル本人に分かりやすい問題や葛藤が無いため、外部の大人から問題が持ち込まれ、アイドルが並外れた良い子さを発揮してそれを乗り越えるという構造になりやすく、特に第3話、第4話ではそれが顕著でした。この構造は一見ドラマティックに見えますが、よく考えるとアイドル本人の変化は薄く、ドラマとしては弱い面があると思います(しかし本作では超作画がその弱点をカバーしてるとも思います)。なので、第三芸能課で生意気さが抜きん出ている梨沙の主役回には期待していて、実際梨沙が主役の第5話も良い回に仕上がっていました。

 

梨沙のギラギラ感がいい意味で子供っぽいというか、やはりまだ未熟な部分がある方がキャラクターとしての魅力は感じやすい気がします(みりあも桃華も凄すぎた)。空回りからの成長という展開もドラマとして上手くいっていました。

 

また正直ここまでの挿入歌はノルマ消化といった印象しか無かったんですが、今回は梨沙のギラギラ感に対してシンデレラでも屈指のギラギラ曲である『BEYOND THE STARLIGHT 』を持ってくるのはかなりしっくりきました。

『BEYOND THE STARLIGHT 』のギラギラさについて詳しくはこちら↓

 

サブタイトル「すごく高いのにずっと地下にあるもの、なに?」からのED『GEMSTONE』で回収するのもスマートでしたし、曲自体も良かった。

 

ただ、梨沙の父親に対する度を越した執着は描写が「パパとけっこんする!」みたいな可愛げのあるものではなく、結構生々しい感じで最後までいくので、そこは流石にどうなんだと思いました。

OKじゃないでしょ
あとはオーディションの様子はしっかり見せてくれた方が良かったと思います。「演技」が主軸となる回で実際に演技をするシーンが無いので、オーディションに落ちたり、別な役に抜擢されるのも少々説得力に欠けると言わざるを得ないところはあります。

 

ともあれ、個人的には「U149」で期待していたものがかなり良い形で観れたので、個人的にはここまでで1番好きな回でした。

 

 

それではこの辺で。

消灯ですよ。