【アニメ】嫌な大人も良い大人もいる『アイドルマスター シンデレラガールズ U149』第10話感想

2023年4月から放送のTVアニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ U149』第10話「重ねれば重ねるほど大きくなる色って、なに?」を観たので感想を書いていきます。

 

今回は満を持してのライブ回。プロデューサーの主役回と言ってもいいでしょう。

 

会長から新曲をもらった第3芸能課だが、部長の反対でライブができない。そこでプロデューサーと第3芸能課のメンバーは力を合わせて手作りのライブを開催しようと奔走する‥‥という話。

 

これまで度々登場しては感じ悪さを発散してきた部長との因縁もひとまず決着。ただ、この部長が打倒すべき「嫌な大人」の象徴というより、ストーリー上の障壁を作るために難癖をつけるだけの単なる「嫌な人」にしか見えないので、正直乗り越えたときのカタルシスは薄かったと思います。部長にも一定の理があって、しかしその凝り固まった「大人の理屈」を「子供たちの自由な発想」で乗り越えるというのが理想の展開だったと思いますが、現状部長に全く理が無い分、その対比もうまく機能していません。

喫煙所に子供達が乗り込むシーンは象徴的かつスリリングで良かった。

 

そして第3芸能課を助けるのが「大人組」の先輩アイドルというのも、単に「いい大人もいる、悪い大人もいる」という感じで、結局何が言いたいか分からずお話の焦点がぼやけてしまった印象です。

 

ライブシーンはもちろん力が入っていて凄かったのと、配信というのも今どきで良かったです。ただ、カメラワークとかカット割が凝りすぎていて、プロデューサー1人で出来る仕事じゃないだろと思ってしまいました(実際の配信画面とはまた別なんでしょうが、後に出てくる配信画面も同じだったし……)。配信ならではのライブ表現があればもっと良かったと思います。

 

なんだか批判っぽい感想になってしまいましたが、次はいよいよありす回ということで(サブタイトルは「大人と子供の違いって、なに?」!この流れでその答え出せるのか!?)楽しみにしたいと思います。



 

それではこの辺で。

消灯ですよ。