2021年に発売・発表されたアイマス曲のベスト10です。ここ数年、年間ベストをやろうと思いつつ「言うほど聴いてないな」と思ってやってなかったのですが、今年は比較的アイマス曲を聴いた気がしたのでやってみます。(ちなみに2019のベストは『おねえちゃんデスコ』、2020のベストは『Super Duper』/『Hang In There!』)
ただデレ・M・シャニはあまり追えてなくて、これを機に今年の曲を一通り聴いてみたのですが、流石にいきなりベスト10に入れるという感じにはならなかったので、それぞれよかった曲を1曲ずつあげていきます。まずは全体のベスト10から。
10.『THE IDOLM@STER(Project LUMINOUS)』
Project LUMINOUS
こちらは『THE IDOLM@STER STARLIT SEASON 01』に収録されている「Project LUMINOUS」の歌唱として収録されたバージョン。1番は普通に全員で歌っているのですが、2番から入れ替わり立ち替わりでアイドルが1人ずつワンフレーズごと歌っていくのですがそれが良い。ブランド合同で一緒に歌っていたりするよりも、ひとりひとりごちゃ混ぜで歌っていくこのバージョンで一番お祭り感を感じました。
9.『SESSION!』
天海春香, 水瀬伊織, 菊地真, 我那覇響, 安部菜々, 双葉杏, 春日未来, 大崎甘奈, 大崎甜花, 奥空心白
10位と同じく『THE IDOLM@STER STARLIT SEASON 01』に収録。今年発売のコンシューマ用ゲーム『アイドルマスター スターリットシーズン(スタマス)』ではひと月ごとに進行していく中の最初の月である4月のテーマ曲なのですが、その後も物語上でキーとなったり、ゲームを進めていく中で曲が育っていく感じがよかったです。最後の月はメドレーで3曲選べるのですが、その1曲目としてこの曲を選んで「あの日からようやくここまで来たねえ」グッときてました。
8.『勇気のfragrance』
『THE IDOLM@STER MILLION LIVE! M@STER SPARKLE2 02』収録。今年のミリオンは株式会社一二三(Hifumi,inc.)からの曲が強かった。今年は『Retale』に始まり『パンとフィルム』『Purple Sky』『産声とクラブ』『ゆえに..なんです』と、作ってる人は違ったりするのですが、確実に会社の色があってアベレージが高い。その中では『パンとフィルム』や『ゆえに..なんです』もよかったのですが、個人的にはこの『勇気のfragrance』が一番好きでした。特にポップ・キャッチーさが強くて可憐に合わせた「匂い」をモチーフにした歌詞も良い。
7.『ハッピーマイガーデン』
木下ひなた
『THE IDOLM@STER MILLION LIVE! M@STER SPARKLE2 03』収録。これは何よりひなたの歌が良くて、感情の乗った歌い方が心に迫るというのはもちろん、キャラクターの実在感を感じられることによる感動がありました。その感動は765『M@STER ARTIST4』シリーズ全体で感じられたものですが、それに近いものがこの曲にもありました。本来フィクションのキャラクターが本当にそこに居ると感じられたときに生まれる感動は、こういうキャラクターソングでしか得られないものだと思います。
6.『ソナー』
『 THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 4 12 水瀬伊織』収録。YOASOBI、ヨルシカ、ずっと真夜中でいいのに。といった「夜好性」などと言われるボカロ経由の最新J-POPを意識したような楽曲。個人的にそちら方面はさほど興味が向かなかったのですが、この曲は気がつくと聴いていてだいぶクセになりました。あまり興味のなかったジャンルもアイマス追ってるだけで触れられるのはちょっとありがたい。同じCDに収録されているカバー曲『やさしい気持ち』『あたしを彼女にしたいなら』も良い。伊織ソロCDはだいたい名盤。
5.『VELVET QUIET』
『THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 4 08 三浦あずさ』収録。シンデレラの『バベル』と同じくミフメイさんお得意のEDMラインですが、よりソリッドで音が気持ちいい。無限に聴いちゃう。同じCDに収録されたカバー『人生は夢だらけ』もキャラクター表現が極まっていて本当に素晴らしかったです。
4.『桜見丘』
『THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 4 11 萩原雪歩』収録。雪歩はソロ新曲『芽吹の季』もあって、製作した山本真央樹さんの愛をものすごく感じるとっても良い曲だと思うのですが、未だにちょっと身構えてしまうところがあるので今回はカバーのこちらを選曲。「M@STER ARTIST4」収録の『Kosoms,Cosmos』で一気に開花した浮遊感のある歌声をこれでもかと味わえるのがこの『桜見丘』。雪歩で言えばスタマスのDLCで配信された『なんどでも笑おう』のソロ音源も良かったです。
3.『VOY@GER』
THE IDOLM@STER FIVE STARS!!!!!
これは錦織敦史監督によるMVが何よりも良くて、曲だけ聴いていても画が浮かんでグッとくる(監督が楽曲制作から関わっているので当然と言えば当然ですが)。この曲(のMV)に関しては別の記事で詳しく書いてるのでこちらまで。
2.『シークレットジュエル〜魅惑の金剛石〜』(を含む「BRIGHT DIAMOND」曲全部)
『THE IDOLM@STER MILLION THE@TER SEASON BRIGHT DIAMOND』収録。『DIAMOND JOKER』はライブ映えするし、『真夏のダイヤ☆』は底抜けに楽しい(その辺りはこちらにも書いています)。そして『ダイヤモンド・クラリティ』は初めて聴いた時、普通にアイドルっぽい曲だなあぐらいにしか思ってなかったのですが、フルで聴いてるうちメロディーが頭に残ってどんどんクセになりました。歌詞では1番「七色」と色だけ言ってサビに突入する飛躍感が好き。
そんな良い曲の中でも『シークレットジュエル〜魅惑の金剛石〜』は特に良い。作曲はアイドルグループ「フィロソフィーのダンス」の楽曲でも有名な宮野弦士さん。最高!もっとアイマスに曲書いて!曲が良いのはもちろん、歌唱メンバーそれぞれの歌声もきっちり立っていて良い。「BRIGHT DIAMOND」はマジで全部良かった。
1.『アプデ』
1番良い。ディスコ調、美希の明るい歌声、韻を踏みながら内容も面白い歌詞、好きな要素だけで構成された最高の曲。スマホにまつわる諸々の要素が登場する歌詞は今や普通になりましたが、それを比喩として使っているのが一歩踏み込んでいて面白い(比喩にするには基本誰もが知っていることが前提になるので)。そしてその比喩のバリエーションも豊富で楽しい。作詞・作曲の三浦誠司さんは1個前に触れた『真夏のダイヤ☆』も超良くて、一気にファンになりました。カバーの『イジワルしないで 抱きしめてよ』とコロムビア限定のリミックスCD収録『私たちはずっと…でしょう? -Ryo Watanabe Remix-』なども最高でした。
シンデレラガールズベスト
『パ・リ・ラ』
「やんのか?!やめるか?!やんのか?!やめるか?!」「やーめーた!!」のくだりが最高。シンデレラの曲はやっぱりアベレージが高いし音がいい。日本コロムビアクオリティ。他には『ひまわりマークをさがせ!』『満貫成就♪巫女の神頼み!』『Hungry Bambi』『ずるじゃん』『EVERLASTING』『キセキの証』あたりが良かったです。
SideMベスト
『GOOD NEW MORNING』
改めて「DRAMATIC STARS」の歌声はとっても良い。この曲ではやさしい歌声が沁みる。SideMでは他に新ユニット「C.FIRST」の楽曲がどちらもカッコ良かったです。
シャイニーカラーズベスト
『SOS』
黛冬優子
シャニ今年曲いっぱい出してて聴くのが大変だった。睦月周平さんによるこの手のポップスは間違いない。次点で『あおぞらサイダー』も良かったです。他にはアルストロメリアの楽曲はやっぱり好みでしたし、『PRISISM』『Color Days』『また明日』『プラスチック・アンブレラ』あたりが良かったです。全体的に音楽の流行りをすごいスピード感で取り入れてるなあと思いました。
まとめるとこんな感じ。
ベスト10
1.『アプデ』
2.『シークレットジュエル〜魅惑の金剛石〜』(を含む「BRIGHT DIAMOND」曲全部)
3.『VOY@GER』
4.『桜見丘』
5.『VELVET QUIET』
6.『ソナー』
7.『ハッピーマイガーデン』
8.『勇気のfragrance』
9.『SESSION!』
10.『THE IDOLM@STER』
シンデレラガールズベスト:『パ・リ・ラ』
SideMベスト:『GOOD NEW MORNING』
シャイニーカラーズベスト:『SOS』
今年はMA4と「BRIGHT DIAMOND」楽曲があったので、結構テンション高めでアイマス曲を聴けましたが来年はどうなるやら。追えてないブランドの曲を改めて聴くのは、それぞれの違いが見えてきて良かったです。せっかくアイマスに片足突っ込んでそこそこ経つので、曲ぐらいは全体的に追っていけたら楽しいかなあと思いました。まあわからないですけど。
それではこの辺で。
消灯ですよ。