【映画】『イコライザー THE FINAL』感想(ネタバレ)

イコライザーTHE FINAL』(原題:The Equalizer 3)観ました。


 

元CIAの凄腕工作員、ロバート・マッコールさんが困っている市井の人々ために悪党を皆殺しにする人気シリーズの第3弾。

 

今回の舞台はイタリアの小さな港町。油断から深傷を負ったマッコールさんはこの街で静養する。ここではリゾート開発を目論む地上げヤクザに悩まされているのですが、正直この程度の悪党ではマッコールさんの敵ではないわけです(じゃあどんな相手がマッコールさんに深傷を与えたのか?というのも納得できる展開でした)。

なので序盤はじっくりとマッコールさんが街に馴染んでいくさまが描かれるのですが、マッコールさんの所作がいちいち異常(毎回ナプキンをきっちり広げたり、イタリアで紅茶頼んだり)なので何も起こらなくても面白い。

 

何か起こってしまえば、悪党がその本性を露わにしてしまえば、あとは皆殺し一直線であっという間にカタがついてしまいます。

今回は特にテンポが早くて、マッコールさんが警告した後「明日すぐに殺してやる!」と悠長なことを言ってイキる悪党に、もうその晩のうちに追い討ちをかけて皆殺しにしてしまうのです。その日の悪党その日のうちにです。仕事が早すぎる。

その所業は痛快を超えてもはやスラッシャーホラーなドン引きレベルなのですが、そんな大惨事の後も和やかに街で暮らせるのはやはりマッコールさんの人徳……いやどう考えても無理だろ。

 

なのでファイナルと言わず(そもそも勝手な邦題ですし)、4、5と各地で悪党を皆殺しにするマッコールさんを観たいところです。無限にやってほしい。

 

それではこの辺で。

消灯ですよ。