MCU最新作『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』IMAX3Dで観ました。
ドクター・ストレンジがマルチバースを巡って大騒動!というあらすじを見て、その前に公開されていたMCUのアニメシリーズ『What If...?』のストレンジ回と被るんじゃない?と思ってましたが、無茶苦茶やってて超楽しかったです。以下箇条書きのネタバレあり感想。
・マルチバース・トリップシーンは3Dで観てよかった
・パトリックエグゼビア再登場、F4リードMCU初登場、『What If...?』からキャプテンカーター登場→即皆殺しはデッドプールや新スースク思い出して笑った。メジャーキャラ使ってやってる分あれより酷い。
・ゴアシーンは意外と見せずに完全なホラーに仕立てるのが滅茶苦茶上手い。血まみれに見えるワンダも血じゃなくてよく見ると黒いウルトロン汁(2回目に観たら普通に血だったかも。ただ血しぶきとかは無くて、レーティング制限の中見せ方や音でスプラッター味をうまく出してるのは間違いない)、ブラックボルトの内部破壊も頭部変形と音でグロく感じさせる、キャプテン・カーター真っ二つはトリミングで見せる、足引きずって追ってくるワンダが完全にホラーモンスター、鉄扉ガンガンと思わせての横から登場(上手い)、ゾンビストレンジ(ゾンビはいいのか)などなどいろんなアイデアで見せてくれて楽しい。上映後「意外と怖かったね」みたいな声が聞こえて来てほっこり。
・魔法音楽バトルウケる。
・無茶苦茶やりつつも最終的にはしっかりストレンジの成長物語になっている。
・ワンダは本に操られていて、奥に善性が残ってることを示しているとはいえもうちょっとなんとかならなかったのか。
・みんなの期待通りいいところを持っていくブルース・キャンベル。
シリーズものとしての目配せもあるにはあるけど、それ以上に映画的な面白さが詰まってるのがとても良い。案外ワンダヴィジョンすら観てなくても十分楽しめたりするんじゃないかという気がしました。MCUは実際そういう側面が大きいから仕方ないですが(前回の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は特に)、自分含めある程度知ってる人ほど「全ての要素を把握してないと楽しめないんじゃないか」と過剰に身構えすぎてる感じもしていて、たまには今回のようなイースターエッグが分からなくても全然楽しめる作品もあるので、そこは勝手に辟易してないで個別に観ていけば楽しいと思います。(2022.5.12追記)
取り急ぎこの辺で。
消灯ですよ。