【ミリアニ】TV放送を終えたアニメ『アイドルマスター ミリオンライブ !』振り返り感想

10月8日から放送していたTVアニメ『アイドルマスター ミリオンライブ !』が12月24日に最終話を迎えました。

 

私は先行上映で全話観てからの視聴だったので、TV放送で観てどうだったか改めて感想を書いていこうと思います。

 

先行上映時の感想↓

 

まず先行上映は第1幕を2回、あとの2、3幕は1回しか観てなかったので記憶違いもあるかと思っていたのですが、そこはほとんどありませんでした。むしろ印象に強く残っている場面が思いの外短かったり、映画館で観ることでかなり集中して観れていたのだと思います。

 

逆にいえば集中して観ないと見逃してしてしまうような場面が多々あって、実際かなり分かりやすく作ってはあると思いますが、情報量が多すぎてTVでボンヤリ流し見してるだけだと多くのドラマに気づかなかったかもしれません。

 

先行上映との違いは1話の最後の未来の台詞が追加されていたぐらいで、正直2話以降もちょっとサプライズを期待していたところはあったのですが、あとの内容はほぼほぼ先行上映通りでした。あえていえばED曲が入る隙間が無いほど本編がギチギチに詰められていたのがサプライズで、これだけやってもらって文句は全く無いです。その分ふざけた次回予告でキャラクターの補足もしていましたし、BD収録の新作アニメもあるとのことなので、そちらに期待したいです。あと計算かたまたまか調整を頑張ったのかは分かりませんが、作中の最終話と現実の放送日が一致していたのはびっくりしました。

 

改めて冷静になって観たら評価も変わるかなとも少し思っていたのですが、観れば観るほど良くできていて、評価が上がりこそすれ下がることは全く無かったです。

 

仮にキャラクターをもっと絞って、手描きアニメでドラマをもっと掘り下げた「日本アニメ」的な文脈に乗っかった作品にすれば、もしかしたら世間一般の評価はもっと上がったかもしれません。しかしそういう手法はアイマス内でも直前の『U149』でかなり力を入れてやっていますし、それよりも1クールで50人以上のキャラクターを登場させた上でそれぞれに見せ場を作り、1話半を使って丸ごとライブをやるというコストも手間的も恐ろしくかかることをやってのけたこの挑戦こそ、評価以上の大きな価値があったと思います。

 

 

すでに2期を待望する声が多く上がっているのも面白くて、もちろん作品がよかったからというのは大前提ですが、本作がいくらでも続きを作れる構成的になっているのが大きいでしょう。これまでのアイマスアニメでは、毎回なんだかんだちゃんと完結させていたので実際問題2期をやるのは難しかったと思いますが(だからこそ『輝きの向こう側へ』はすごい)、本作では掘り下げられてない多くのミリオンスターズをはじめ、最終回で「先輩の合流」「強力なライバル(玲音と詩花)」などなど、そもそも作り手の2期作りたい欲が感じられる作りになっているのも、強い熱意が感じられて嬉しいところ。実際脚本の加藤陽一さんなんかは『アイカツ!』で何十話もやってる方ですし、2期をやれる素地は十二分にあると思います。

 

ひとまずは素晴らしい作品をありがとうございましたということで、BDなんかも買いつつ繰り返し楽しんでいこうと思います。

 

 

なんだか散文的になってしまいましたが、とりあえず今回はこの辺で。

消灯ですよ。