ミリオンライブ!「M@STER SPARKLE2 10」完走の感想

11月30日に発売されたシリーズラストとなる「M@STER SPARKLE2 10」を聴いたので、例のごとく感想を書いて行きます。

 01. REACH THE SKY

歌:高山紗代子(CV.駒形友梨

作詞 ・作曲:上松範康(Elements Garden) 編曲:藤永龍太郎 

作詞・作曲は『Arcadia』『Trancing Pulse』『Trinity Field』の作曲を手がけた上松範康さん。編曲は『Trancing Pulse』『Trinity Field』に引き続き藤永龍太郎さん。一連の楽曲同様今回もシリアスかつ疾走感のある楽曲で、とてもライブ映えしそう。歌詞も曲に負けず劣らずパワーがあって「一番ぶっ飛んだ煌めいた夢」「1000%の愛」「君の中の太陽になり今日をきっと伝説にする」などでっかい言葉が並んでいて景気がいい。

 

02. リーチ・アップ・ステップ!
作詞安藤紗々 作曲編曲酒井ミキオ
作編曲はシンガーソングライターの酒井ミキオさん。アイマスでは初提供。作詞は桃子ソロ前作『ローリング△さんかく』から引き続き安藤紗々さん。個人的には最初のソロ『デコレーション・ドリ〜ミンッ♪』以来ぐらい桃子のソロとして割としっくりきていて、「こういうので良いんだよ」感がかなりありました。特に歌詞は桃子のパーソナリティーを過不足なく表現していて、桃子にとって重要な「目線」というモチーフも的確に用いられていますし、「2、3」「一段〜何十年」などの言葉遊び的要素も「成長(ステップアップ)」に通じる一貫性があります。「いつか夢の向こうへ」というフレーズは『デコレーション・ドリ〜ミンッ♪』の「夢でおあいしましょう」に対応していて、これもスマートに成長を示していて良い。関係ないですが前の『REACH THE SKY』と「リーチ」始まりのタイトルが並んでいて「あ、いいんだ」と思いました。
 
03. Discord Area
作詞:松井洋平 作曲・編曲:白戸佑輔 
作編曲は『わたしルネサンス』に引き続き白戸佑輔さん。これもまたヘンテコな曲になっていてとても良い。どんどんやってほしい。作詞はおなじみ松井洋平さん。律子の特徴的な声の張りを、細かく刻んでリズムを作ることで上手く活用していて、律子の新境地が開けたような感じがしました。律子で言うと『livE』のラインだなあと思っていたら、歌詞にしっかり「livE」が組み込まれていた。松井さん、恐ろしい人。
 

04. スポットライト・ミラーランド

歌:望月杏奈(CV.夏川椎菜

作詞:児玉雨子 作曲・編曲:平田祥一郎

作編曲の平田祥一郎さんはハロプロ周りで多数編曲を手がけている方でアイマスには初参加。作詞はあの『スペードのQ』を引っさげてアイマス初参加した児玉雨子さんで、平田さん同様ハロプロ周りで多数歌詞を提供しています。「二面性」「うさぎ」「ゲーム」など杏奈のパーソナリティーをくまなく入れ込みながら、とても綺麗にまとまっていてスキルの高さを感じさせます。歌詞同様、歌もOFF杏奈みが感じられるものになっていて、また新たな一面を見れたようでよかったです。

 

Sing a Wing Song

歌:田中琴葉(CV:種田梨沙

作詞:高瀬愛虹 作曲・編曲:鈴谷皆人

編曲の鈴谷皆人はシャニのノクチル『アスファルトを鳴らして』でアイマスに初参加で、今回も同様に爽やかなミドルバラードになっています。作詞は『Angel Breeze』『ギュっとMilky Way』などデレを中心に提供している高瀬愛虹さん。ミリオンは初。これまで比較的内省的な歌詞が多かった琴葉ソロですが、(自分に言い聞かせるような感じも残しつつ)今回は真面目さが滲む応援ソングにもなっていて、また一歩進んだ感じがします。

 

 

というわけでシリーズラストとなる今回もまたいい感じで、全体的にウィンターソングみも感じる今の季節にも合ったいいアルバムになっていたと思います。改めて今回の「M@STER SPARKLE2」というシリーズはいい曲が多く、毎回楽しみにして聴けました。全体を総括するような文章はまた別に書こうとも思います。そしてこれらが聴ける1月のライブも楽しみ。

 

 

それでは今回はこの辺で。

消灯ですよ。