初代相棒・亀山薫が14年ぶりに復帰する『相棒』season21の放送が始まりました。
初回は２話完結のスペシャルで、教え子が革命を成功させ、サルウィンから凱旋した亀山くんが早速事件に巻き込まれるというストーリー。満を持しての亀山くん復帰でしたが、教え子が殺害され、サルウィンの暴力的な性質も未だ変わらずという、お話としてはなんとも苦くスッキリしない始まりとなりました。ただ、初回の事件が最終回で回収されて……というのが最近の相棒の流れなので、サルウィン周りのストーリーが今後の縦軸となって、最後に綺麗に着地するということもあるので、まだ評価は保留という感じです。
とはいえ亀山くんの復帰は非常に嬉しいですし、見たかった展開も結構見れたので、全体的には結構楽しめました。特にイタミンがめちゃくちゃ活き活きしていて、亀山くん特命係復帰のために土下座までする展開は、それまでの苦い展開を払拭するもので、これのおかげで「お話上色々あるけどなんか良かったな」となったところは大いにあると思います。あと片山雛子が古参メンバーとして良い役割だったり、社さんが内調に行ってなお不憫枠になってたり、ニュー部長に亀山くんがびっくりしてたのが面白かったです。槍蔵先生はなんか不穏な空気を出していましたが、本当に敵対するのか、小野田官房長のように結局そんなことはないまま終わるのかまだよく分からないというところです。
そして次回、亀山くんがいきなり殺人犯として追われてるのは流石に笑った。プレシーズン１話のオマージュもあるのかもしれませんが、亀山くんの巻き込まれ体質は未だ健在。
ともあれセッティングはひと通り完了したので、この先も懐かしいメンバーとの再開や浦島状態の亀の戸惑いなんかを楽しみに観ていきたいです。
それではこの辺で。
消灯ですよ。
