【バンナムフェス】1日目感想

東京ドームにて開催された「バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル」初日、現地で鑑賞しました。


これまでアイマスがアニソン系フェス等に出演しても「アニソンそんな知らないし…」と敬遠してたのですが、今回のバンナムフェスはそんな自分でも知ってるアーティストが出てるし、アイカツ!とかラブライブのステージも一度は見てみたかったので、後は何よりも765の久々のステージ、しかも東京ドームということで参加を決めました。(LEADERリリイベは外れた)

そんなこんなで普通に楽しみにしていたのですが、前日の夜、アイマスライブの演出家が関わってることを匂わせるツイートをしていて一気に不安になっての当日でした。あの人が関わらないライブを観れるのでは?というのも楽しみのひとつだったので。

しかし蓋を開けてみれば、フェスとして全く過不足のない、聴きたかった曲を聴ける、とっても楽しいライブになっていました(この初日は)。

ちなみにこの日の席は一塁側、一階席の果ての方で、アソビ先行とはって感じでした。ただ実際遠かったんですけど、感覚としては何故かそこまで遠く感じず、なんか遠近感が狂ってました。流石ドーム。


というわけで早速パートごとにざっくり感想をば。


・sideM(前半)

本編はsideMのステージからスタート。剣を抜いたり挿れたりして「あれ?刀剣乱舞始まった?」と思った『永遠なる四銃士』や、バラを咥えて登場し急に闘牛を始める『Baile Apasionado』など、ダイナミックでバラエティ豊かなステージでした。sideMのライブはこれが初見だったのですが、全体の感想ついては後半のsideMパートのとこで書きます。


・MCパート

続いて司会の小野坂昌也さんと仲村宗悟さんが登場。毒っ気も交え場を盛り上げる小野坂さんと、それを真面目にとりなす仲村さんのコンビが絶妙で、終始安定して面白かったです。


・FLOW

そしてお次はFLOWが登場。パワフルなボーカル&サウンド、アニソンをさほど知らない自分でも分かるビッグチューンの数々で一気に盛り上がりました。それと、滅茶苦茶アグレッシブに動くギターの方が印象的でした。


・Do As Infinite

続くDo As Infiniteもバンドセットでのパフォーマンス。多くを語らず歌一発で持っていく姿がかっこよかったです。ボーカルの伴さんが全身白でビシッと決まっててイカしてました。


玉置成美さん

続いて玉置成美さんがイケメン男衆を引き連れてバリバリに踊りながら、力強いボーカルで会場をロックしていました。玉置さんが披露したガンダムSEEDの楽曲は、アニメ本編を全く覚いだせない中でもしっかり覚えていて(コードギアスもそんな感じでした)、司会の仲村さんも仰ってましたが、音楽の力を感じました。しかし当時14歳で歌ってたのか…。


BONNIE PINKさん

それまでとは一転、その身ひとつで乗り込んできたのがBONNIE PINKさん。バンドの人がいたり、ダンサーを引き連れてバリバリ踊る人がいたり、かと思えば身ひとつ歌声一発で持ってく人がいたり、これこそフェスの面白さだなあと思いました。また、BONNIE PINKさんの楽曲は初めて聞きましたが、ノリが良く、好みのジャンルっぽかったのでチェックしてみます。


シンデレラガールズ

続くのはシンデレラガールズ。初っ端『できたてEvo! Revo! Generation!』は10th西武ドームに戻ったようで「今何年⁉︎」と思いながら楽しかった過去の思い出に浸っていました。あとは『クレイジークレイジー』を生で観れたのも嬉しかったのですが、席の問題か分かりませんが、ちょっと音量控え目に感じて、もう少し音を浴びる感じが欲しかった気もしました。


・765ミリオンスターズ

そして765ミリオンスターズによるAS混成ユニットのオリメンラッシュ。トップバッターとなる『Eternal Harmony』の時点で、漸くオリメンが揃った感動と、ついに765が東京ドームに立った感動と、本当に楽しそうに歌う今井さんの姿で、なんかもう駄目でした。トドメの『Flyers!!!』は今までそこまでエモさは感じてなかったのですが、今回は歌詞の全てが刺さってどうしようもなかったです。全てが完璧でした。(ちなみに『Beat the World!!!』ラストで演者がゾロゾロ出てきたとき、Jが演出まで関わっているのを確信しました)


Every Little Thing

765MSで「こんなの見せられてこの先大丈夫?」なんて思ってる中出てくるのがEvery Little Thingという凄まじさ。ELTトーク時のほんわかした印象が先にあったのですが、実際のパフォーマンスは本当に鬼気迫るものがあって、1曲だけで会場を制圧していました。生で聴けて本当に良かったです。


T.M.Revolution

そして満を辞して登場するのがT.M.Revolution。「場をロックする」とはこういうのを言うんだなあというのを実感するステージでした。歌・トーク・細かい振る舞いに至るまで全てがエンターテインメントでした。西川さんはそれでいて親しみやすさもあり、まさに「アニキ!」と呼びたくなる方でした。


・sideM(後半)

トリは再び登場したsideM。メインユニットによるパフォーマンスが連続して披露されましたが、まずは西川さんをゲストに迎えての『DRAMATIC NONFICTION』。TMRで十分上がっていた会場の熱量がさらに一段階上がりました。西川さんはTMRに引き続き当然素晴らしいのですが、それ以上に驚いたのが、西川さんに引けを取らない仲村さんのパフォーマンス。彼の歌は初めて生で聴きましたが、センターとしての説得力が半端なかったです。素晴らしかった。

その後も全部良くて、脚の開き方から強さが伝わる『勇敢なるキミへ』から、腕組んで歌うとかいうパフォーマンスに「そんなことやっていいんだ⁉︎」と度肝を抜かれた『バーニン・クール』、観て楽しい参加して楽しい『Study Equal Magic!』はその人気にも納得でしたし、何よりJupiterの『BRAND NEW FIELD』には、曲がりなりにも彼らのデビュー時を見ていたものとしてやはり胸を打たれました。

sideMが最初に出てきて「また後で出てきます」と言ったとき、この構成はまあ予測できたわけですが、正直「大丈夫かな?」とも思ってしまうところもありました。しかし、それは全くの間違いで、パフォーマンス的にも貫禄的にもトリとしての役割を全うしていました。そりゃもう5年もやってるんだもんなあ(Jupiterでいえば8年やってるし)。


そして最後は全員集合してスッパリ終わる潔さも良かったです(FLOWさんやELTのお二方までいたことには謎の申し訳なさを感じましたが)。

というわけで、この初日はなんの文句もない、アイマス10th以来ぐらいの満足感を感じた公演でした。演出やら構成にうだうだ言わないで、あの人のここが良かったあそこが良かったと無邪気に言うことができる幸せよ。


毎回こんな感じならいいんだけどなあ。


【つづく】