【スタマス】ざっくりプレイ感想(4月〜8月編)

2021年10月14日『アイドルマスター スターリットシーズン』がPS4・STEAMで発売されました。私はPS4版を購入して、おそらく全体の半分ほどまでプレイしたので、その感想をざっくり書いていきます。

 

そもそも2020年1月に制作発表があってから、コロナもあってなかなか続報が出ず、ようやく2021年5月27日に発売日が決定。しかし、そこからさらに5ヶ月延期して、ようやくこの10月14日に発売に至りました。

 

その間の情報を伝える生放送が、毎回非常にボンヤリしていて「これ大丈夫なのか?」みたいな空気がそこはかとなく漂っていたように思います。(個人的にはその空気がクセになって、永遠に発売しないでこのボンヤリした生放送がずっと続いてもいいなと思ってましたが)

 

それで発売されたゲームは実際どうだったかといえば、正直結構面白い。もともと評価がイマイチだった家庭用前々作『プラチナスターズ』から前作『ステラステージ』に至るところで、ある程度悪いところは改善できてたという印象があって、その続編にあたる今作もそんなに悪いものにはならないだろうとは思ってましたが、その想像を超えて良いゲームになっていました。(プラスタもステラも「事務所を飛び出す」とか「キャラの本質を問い直す」とか、モデリング含めやろうとしてること自体はそこまで悪かったとは思いませんし)

 

 

・ゲーム部分について

 

まずライブパートは今更もういいよという音ゲー成分をやめて、アイマス2〜『ワンフォーオール』のシステムに戻したうえでそこから発展させており、それが割と戦略性もあって楽しい(特にメドレーになるとちゃんと考える必要がある)。それでいてプラスタやステラ、ミリシタも含めた資産もちゃんと活用していて、これまでの家庭用作品の集大成と言えると思います。

 

グラフィックはちょっとソフトフォーカスすぎるんじゃないかとか、そんな頬を赤らめなくてもいいじゃないかと発売前から思ってましたし、今でも思ってますが、やってるうちにまあ慣れました。ステージの光とか汗の表現など、しっかり進化も見せていて良いと思います。

 

基本的な要素としてはこれまでとそこまで変わってはいませんが、誰をどう育成していくか、29人もキャラがいるのでそれなりに考えてやっていかなければならない(スキルボードがイマイチ操作しづらいのは難点ですが)。1日単位で進むのもあって、ボリュームも結構あるように感じます。

 

ちなみに私は765(雪歩)・心白さんを中心にミリは未来、デレは杏、シャニは果穂ちゃん(かわいい)を中心に育ててます。

 

結構やることは多いのですが、毎日やれることが限定されているので、特に考えずやっていても詰むことがないような親切設計になっており、その分育成に集中できます。そしておそらく8月までがゲームシステムに馴染むまでの半ばチュートリアルになっていて(ここで要素があらかた出揃う)、9月以降さらに自由度が上がっていくのだと思います。ちゃんと考えて作られている。

 

やってみると楽しいですが、このゲーム性を説明するのは確かに結構難しく、生放送がやたらボンヤリしていたのもちょっと納得しました。

 

 

・ストーリーについて

 

別コミュはそれほど無いですが、メインコミュは結構なボリュームがあります。個人的には大人しくコミュを眺めてるのはちょっと苦手なのですが、内容が意外と面白くて結構ちゃんと見ちゃってます(同時にミリシタとかサイスタも捗りました)。あとコミュに応じて事務所にものが増えていくのも楽しい。多分誰のコミュを優先的に見ていくかで事務所の景色も変わるのでしょう。

 

大筋としては、「もし『輝きの向こう側へ!』でプロデューサーが中心となって動いていたら?」といった趣で、お祭り感もしっかりありつつ、あくまで765が中心となって動く形になっていました。成長したみんながとっても頼もしい。その意味で、パラレルなアイマス世界ではじめて物語的な「続編」をやってる気持ちになりました。

 

「765が中心」というのはミリオンも含んでいて、中でも未来がかなり活躍しており助演女優賞もの。765以外の各ブランドで唯一ミリオンだけがいわゆる「信号機」のメンバーを揃えていたのも、765を中心にしつつ、心白さん含む後輩組の中心として選ばれたのだと思います。下手に各ブランドの信号機を揃えず絞ったことでストーリーの焦点がぼやけず、シンデレラとシャイニーもかえって動かしやすくなったでしょう。

 

SideM勢は、ここでも書いている通り参加は難しかったでしょうし、そもそもこの形の参加が望まれてるのかもよく分かりませんが、その後ポプマスやら『VOY@GER』のPVもありましたし、仲間外れ感はかなり軽減したのではないでしょうか。(私はまだ出会ってませんが、今作でも顔を出すくらいはしてるようですし)

 

8月までで心白さんのストーリーが一応の決着を見せるわけですが、ここまでプレイしてきたなりの感慨もしっかりあって、こういう長尺のストーリーを没入して見れるのはやはり家庭用ならではだなあと思います。

 

 

個人的には自分だけのユニットをプロデュースしてく感じの方が好みで、出来合いのユニット中心の展開には思うところが無いでもないのですが、時代のニーズや展開的に難しいのは分かりますし、今回はこの形がベターだったと思います(今作はユニット内での組み合わせの自由度は結構あるので、そこのバランスも取られてると思います)。後は今後に期待ということで。

 

ちなみにここまでのプレイ時間は100時間弱というイカれた数字になってますが、どうやらスタンバイモード中の時間も加算されてるようで、実質のプレイ時間は25時間ぐらいだと思います。どんな仕様だ。

 

後半はよりゲーム性が強くなっていきそうなので、それを楽しみに後半も遊んでいきたいと思います。

 

 

それではこの辺で。

 

消灯ですよ。