【ミリ10th】幸福な10周年イヤーの幸福な千秋楽『Act-4 MILLION THE@TER!!!!』DAY2ほぼ全曲感想

2024年2月24日・25日にKアリーナ横浜で開催されたミリオンライブ!10周年ツアーの最終公演「THE IDOLM@STER MILLION LIVE!10thLIVE TOUR Act-4 MILLION THE@TER!!!!」両日現地にて鑑賞しました。

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今回はDAY2の感想です。

DAY1感想↓

目次

 

最近セトリ良くなってる件

これは10thツアーに限った話では無いのですが、ミリオンのライブにおいて最近セトリが良いなあと思うことが増えました。ここで言うセトリは選曲のことではなく、曲の並び順のことです。

主に5thとか6thの頃ですが、その辺りでは「この曲の後にこれ?」みたいな並びや、機械的にユニット曲とソロ曲が並んでいるのとかが結構気になりました。具体的には5thDAY2の『昏き星、遠い月』の次に『Princess Be Ambitious!!』であるとか、ユニットパートとソロパートが完全に分離していた6thみたいなことです。

 

一応それ以降は終盤にアゲ曲を固めるワンパターン以外、違和感のある並びは減っていて「まあ気にはならないかな」ぐらいにはなっていきました。

それが9th以降、積極的に「この曲の流れ良い!」と思う並びが増えてきたと思います。9thDAY2における『わたしルネサンス』〜『Purple Sky』のダンスミュージック流れとか思い出すだに最高でしたし、 Act-4DAY1の感想でも並びの良さはいくつも触れましたが、『昏き星、遠い月』の次に『dans l'obscurité』で同じゴシックモチーフ曲を並べてるところなんかは5thのそれと比べて良い変化が感じられると思います。

 

ライブではどんな良い選曲でも曲順で台無しになったり、あるいは曲順で何倍も盛り上がったりするものなので、この調子でいいセトリを組んでくれると嬉しいです。

 

DAY2全曲ひとこと感想

1.Rat A Tat!!!

DAY1のラストから連続してやってきたのはちょっと意外。ただDAY2はミリアニ曲が軸になっているので、この開幕も納得。それにミリアニが素晴らしかったことは何度だって寿ぐべきなので、何度だって扉を叩いていい。


2.サウンド・オブ・ビギニング

「みんな〜始まるよ〜!」が聞けて嬉しい。新たな始まりに心躍らせるような歌詞で10周年の千秋楽が始まるのも良い。「SEASON FINAL」の楽曲は配信ライブでも未披露だったので、他の楽曲もハッチポッチ2あたりに期待したい。


3.Star Impression

Act-3における大関さんと小岩井さん2人のパフォーマンスも、初日2日目と表現を変えるなど十分に見応えがありましたが、フルメンバー4人が揃ったステージはやはり圧巻でした。


4.フェスタ・イルミネーション

ミリアニやAct-3のカバーも記憶に新しいこの曲。なんだかんだ本人がちゃんと歌うのも久しぶりなので(4thぶり)本人登場の嬉しさもありましたし、アニメ曲からソロパートへのスムーズな繋ぎにもなっていて良かったです。

 

5.ファンタジスタ・カーニバル

生で聴くのは4thぶりながら最初の「イェーイ!」から楽しくコールできていたのですが、クライマックスの「行くヨ!」のあとの掛け声をド忘れしてファジーなコールになっちゃったのが少し申し訳なかったです(正解は「カーニバル!」)。


6.ユニゾン☆ビート

DAY2はとにかく戸田さんのパフォーマンスが本当に素晴らしかったです。戸田さんは内容を一部制限し一部の楽曲のみ参加とのアナウンスが事前にあり、まだ腰が本調子じゃないのかなあと思い、ソロやるとしても比較的ゆったりめな『Dual Style Idol』かと予想していたのですが、まさかガンガンに踊る『ユニゾン☆ビート』をやるとは。しかもヘッドセットマイクで過去一のダンスまで披露してくれるとは。

ここまで仕上げるのは並大抵のことではなかったでしょうし、その覚悟にすぐ襟を正しました。個人的に5thから戸田さんのダンスを非常に魅力的で観てるだけで元気になるダンスだなあと思っていたのですが、今回のステージはそれをさらに超える感動がありました。これ以降、戸田さんが出てくるたびに感動しっぱなしになるぐらい、本当に素晴らしいパフォーマンスだったと思います。


7.MUSIC JOURNEY

素晴らしい『ユニゾン☆ビート』の熱をしっかり受け止めたうえで、抜群の安定感で楽しく踊れるパフォーマンスをやってのける香里さんもまた素晴らしい。


8.海風とカスタネット

Act-3は配信で観たのでコールするのは初めてでしたが、やっぱりシンプルに楽しい。Act-3は不参加の上田さんと近藤さんの見せ場があったのも良い。


9.オレンジノキオク

ここで「あれ?」と思って、チームの番号順だと気づくまでに少し時間がかかりました。ミリアニ作中での披露順はAct-3でやっているので、いい差別化だと思います。これは会場でオレンジの一部になれて嬉しかった。


10.ABSOLUTE RUN!!!

もういちぽむ出すのかとびっくりして、しかもこの曲をやるのかと2重でびっくりでした。エモを取るなら『君との明日を願うから』一択だったと思いますが、この後の展開を考えるといちぽむとしての置き所が意外と無いですし、それなら序盤にさらっと出しちゃうという判断は面白いなあと思いました(それならこの選曲も納得)。カメラで遊ぶ演出も楽しかったです。


11.catch my feeling

今回りえしょんが初参加でついにフルメンバーが揃った形ですが、亜利沙の歌うま成分が加わることで歌に一気に深みが出て曲が完成した印象でした。


12.バトンタッチ

ミリアニ新曲の中でも好きな曲だったので、オリメン披露を生で聴けて良かった。印象的なバトンを繋いでいく振りも、フルメンバーが揃ったことでバッチリ決まっていました。


13.恋愛ロードランナー

海美の王道ストレート曲といえばこれ!あとは筋トレの曲しかない!このステージにおける上田さんの仕上がりっぷりがすごくて、カメラワークもバッチリ決まっていましたし、これは昔からそうですが、普段の穏やかさから想像できないほどのパワフルさで、まさにプロのパフォーマンスを感じました。その上でこのパフォーマンスの完成度を超える圧倒的な魅力に溢れていて、これはみんな好きになっちゃうよなと思いました。


14.パーフェクトゲーム

最高の曲。今回初期曲から最新曲まで幅広く披露されたので、イントロでどの曲か判断するのが難しかったです。「あ!このイントロは最高の曲!……なのは分かるけどなんていう曲だっけ……?」みたいな瞬間がよくありました。この曲もそう。

もちろんパフォーマンスは最高で、専用衣装+スタンドマイクでカッコよさも倍でした。


15.フローズン・ワード

「フローズン・ワード」。恵美のソロはどれもいい曲ですが、やはり印象深いのはAct-1でも披露された『アフタースクールパーリータイム』とこの曲の初期2曲。感極まりながら歌うゆきよさんに昔を思い出しつつ、こちらもグッときてしまいました。


16.Sing a Wing Song

この前のソロパートで歩や海美が初期曲を歌っていて、MS2ソロ未披露組でもあえて歌ったりはしないのかなあと思っていたので、不意にこの曲が聴けて嬉しい……のは間違い無いのですが、会場の音響なのかミックスの問題なのか、オケがやたら大きく聞こえて歌が聞こえづらかったのが少し残念(後の『深層マーメイド』の時も同じような現象があった気がする)。


17.花ざかりWeekend✿

最近までコンスタントに披露されていて正直新鮮味はそれほどですが、聴けば結局楽しくなる。やはりこれをやらずに10周年は終われない。


18.Unknown Boxの開き方

この曲はポップなようで拍子がコロコロ変わったり、コールが地味に複雑だったり、ちゃんとノろうと思ったら意外と難しい。しっかり聴き込んだうえで完走できた瞬間には謎の達成感がありました。


19....In The Name Of。 ...LOVE?

瑞希のソロの中でもかなり印象的な一曲だったので、大きなライブで披露したのが3rdのみで、今回その3rdぶりの披露だったというのをあとで調べてとてもびっくりしました。語りのパートが多く、これはこれでライブで映えるなあと今回のパフォーマンスを観て感じたので、是非フルのステージをまた観たいです。


20.教えてlast note...

個人的にこの曲は「M@STER SPARKLE」の各種ソロの中でも結構好きで、今回不意に聴けて嬉しかったです。改めて可憐のソロは独自の世界観があってどれも好きだなあと思ったりしました。


21.初恋バタフライ

美也ソロの中でも異色なこの選曲に思わずドキッとしてしまいました。その上で「10年後のわたしを見て」と10周年の場で歌う感慨もあり、まさに完璧な選曲でした。


22.恋心マスカレード

『教えてlast note...』からのシリアスな曲の流れがとても良くて、その流れのクライマックスとして申し分ないステージだったと思います。LTP12勢としても満足。


23.dear...

ラブソングブロックを締めるならこの曲しかない。初期のミリオンにおいて楽曲の強さを印象づけた曲でしたが、10年経った今も色褪せないオシャレさでした。


24.トワラー

フルメンバーが揃い完成版となったトワラー。歩の歌声が入ることによる締まり方が半端なかったです。ギターを弾く愛美さんの周りで3人が体を揺らす光景は多幸感に満ち溢れてました。


25.わたしは花、あなたは太陽

コミカライズはなかなか手が出なくて、正直この曲が収録されてている「ブランニューソング」も未読ですが、万感の思いは伝わりました。mekakusheさん曲というのもありますし、ちゃんと読んでちゃんと聴きます。すいません。


26.Dance in the Light

『夢みがちBride』と『カンパリーナ♡』をやったのだから、これをやらないわけがない。ただ原曲は伊織の甘い歌声がかなり印象的な曲なので、伊織抜きだとどうなのだろうかと思っていましたが、そこは逆に歩の低音を柱とした力強い仕上がりになっていて、これはこれで素晴らしかったです。


27.鳥籠スクリプチュア

一つ、心に信仰を忘れないこと
二つ、労働を惜しまないこと
三つ、精神を鍛えること
四つ、隣人を労わること
五つ、常に相応しくあること
六つ、聖地を敬うこと
七つ、祝福を受け入れること

全ては騎士団の名の下に!

……8割ぐらいは言えました!


28.瑠璃色金魚と花菖蒲

この曲はAct-3でも披露済みでしたが、やっぱり紬といえばこれ!ということでの選曲なのかなあと思いました。そしてこの選曲も納得な圧倒的なパフォーマンスでした。元々凄かったのに聴くたびにどんどん研ぎ澄まされている気がします。


29.Up!10sion♪Pleeeeeeeeease!

亜利沙のソロ自体結構久々だった中のこの曲なので、その盛り上がりは尋常じゃないものがありました。りえしょんも全力で煽りにきていて、短いながらも濃く楽しいステージでした。


30.Happy Darling

10年来聴いてるので流石にコールも入っているのですが、その分ショートバージョンへの対応にはなかなか難しいものがありました。なんとか「応援するよ!」は咄嗟に言えたので満足。


31.Clover Days

コミカライズはなかなか手が出なくて(以下略)。モニターで漫画の吹き出し風に歌詞を表示する演出が面白かったのと、中盤の台詞再現?は原作を読んでいれば感動もひとしおだったろうと思います。これからちゃんと読みます。すいません。


32.REFRAIN REL@TION

Act-3は配信だったので、ここにきて改めてミリアニの曲を生で聴けた感動をしみじみ感じました。そしてAct-3同様ラスサビで全員集合する手も大いにあったと思いますが、そうやってここをクライマックスみたいにしなかったのも結果的に良かったと思います。今回は全体的に一時期繰り返してたような曲中よサプライズ登場が最後の最後の未来飛行に絞り、演出も抑制が効いていて安心して観れました。サプライズ演出はその場では盛り上がるのですが、今後繰り返し観るようなライブはやはりシンプルな方が色褪せない気がします。


33.BORN ON DREAM! ~HANABI☆NIGHT~

DAY1の『矛盾の月』の例があるのでカップリングをやりうるというのは分かっていましたが、『咲くは浮世の君花火』をやらなかったのはやはり意外でした。流石に擦りすぎてると気づいたのかもしれませんが、ともあれこちらも楽しい曲ですし、個人的には聴き込みが浅かったのでモニターのコールガイドが助かりました。


34.深層マーメイド

今回のツアーは基本オリメンを大事にしていた印象で、特にこのAct-4は徹底したオリメン縛りになっていますが、その中で唯一異質なのがここ。

おそらく未来のソロがフルになるため、バランスを取って静香と翼の見せ場も作ろうという意図なのだと思います。

選曲については、3rd幕張で静香の『アライブファクター』を2人で歌っていたのを意識して、今回は翼の『深層マーメイド』をやったのではと誰かが書いているのを見てなるほどと思いました。

私の席の位置的に田所さんがよく見えたのですが、めちゃくちゃ気合いの入ったパフォーマンスが印象的でした。


35.ESPADA

正直この辺りはいつ旗掲げるのか気が気じゃなかった。結局やらなかったのは結構意外でしたが、この曲と作詞が同じ松井さんでテーマも近かったのと、オリメンに拘る中で戸田さんの登場を未披露曲に回すためという判断があったのかなと思いました。他にも割と大ネタをやってなかったりしますが、それもこういった判断があったのかなあと思いました。


36.侠気乱舞

この曲も旗とセット感がありますが、それはともかくオリメン披露は久々でしたし、なんだか今まで観たステージの中で一番良かった気がします。特に落ちサビで一人一人歌い出すところはめちゃくちゃカッコよく決まっていました(桃子の歌い出しにかなりグッときた)。


37.Shooting Stars

ここまでオリメン披露が無かったのが意外。なんならFloodingはオリメンで2回やってるので、その中の7thはテーマ的にも『Shooting Stars』でよかったのではと思っていたことを思い出しましたが、曲の披露自体はかなりされているのでバランスが難しい。ともかくこの場でフルメンバーが観られてよかった。


38.夢にかけるRainbow

この曲は個人的に全体曲の中でもかなり好きな部類なので、やってくれてニコニコでした。紬の声が印象的な曲なので、今回ちゃんと歌唱メンバーに入っていたのも嬉しい。


39.恋のLesson初級編

ここから予測可能回避不可能ゾーン。ここでMachicoさんは下手側のステージに登場しましたが、この時すでに上手側のステージには青い照明が灯っていました。

バチバチのパフォーマンスが決まっていたのと、「L・O・V・E……」コールのところで力強く「翼!」と叫ぶMachicoさんが印象的でした。


40.Precious Grain

サビで楽しく振りコピをしながら、「昔はコール入ってたのがいつの間にか無くなったなあ(たしか「MEG@TON VOICE!」での披露時に無くなって「これで良くね?」となっていた記憶)」などと、しみじみ歴史を感じました。


41.未来飛行

ちゃんとこの曲を選んだのも偉いし、フルでやったのも偉い。これまでの10年を噛み締めるような歌と、語られるその言葉に、山崎さんが未来で、ミリオンのセンターで本当に良かったなあと思いました。『素敵なキセキ』ではじまった10周年ツアーの、完璧な締めでした。


42.UNION!!

すっかりミリオンを象徴する楽曲となったこの曲。万感の想いが乗った素晴らしいステージになっていましたが、個人的には帰りの時間が気になって気が気じゃなかったです。


43.Crossing!

44.Thank You!

無念の途中離脱のため観れず。ただここまでの流れで十分最高だったのは想像できるので、そこまで悔いはないです。

 

DAY2まとめ

というわけでDAY2でした。DAY1と違ってびっくり選曲などはそこまでありませんでしたが、何よりもまず39人誰も欠けずこの日を迎えられたのが奇跡的で、要所もしっかり押さえられた完璧な千秋楽だったと思います。

その上でまだまだ聴きたい曲も出てきたりして、これで一区切りではなく、むしろ先への期待が高まるような、そんな良いライブでした。

 

10thツアー振り返り

今回のツアーを振り返ってみて、基本的に10周年にふさわしい良いライブばかりだったと思います。特にAct-4が大変良かったので、「終わりよければ」状態になっているのは間違いなくあるでしょう。

ただ惜しむらくはAct-3で、正直Act-4の『Welcome!!』も『Legend Girls!!』(あと『Dreaming!』)もAct-3でやるべきだったと思います。Act-4のために温存したんじゃないかと推測しますが、別に両方でやってもよかったと思いますし、直前にやっていようが盛り上がりは変わらなかったんじゃないでしょうか。

 

最近「2日でひとつのライブだった」みたいな感想を目にしますが、それよりも公演ごとにちゃんと独立して完成したものを見せてほしいなあということは少し思いました(Act-4に関しては、ちゃんと両日それぞれに完成された公演になっていたと思います)。

 

もちろん最初に書いた通り、ライブ全体としてはどんどん良くなってきていると思うので、この先の11thやハッチポッチ 2(正直名前は変えてほしかった)を楽しみに、今後ともミリオンライブ !を追っていきたいと思います。

 

 

改めて、とても幸福だったミリオンライブ !10周年イヤー、お疲れ様でした。

 

11周年以降もよろしくお願いします。

 

 

 

それでは今回はこの辺で。

消灯ですよ。