【アニメ】仁奈が心配になるですよ『アイドルマスターU149』第2話感想

2023年4月から放送のTVアニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ U149』第2話「おでかけなのにただいまをするもの、なに?」を観たので感想を書いていきます。



まずは今回からOP『Shine In The Sky☆』が追加。白バックの謎空間でアイドルが飛んでいったり、アイマスでは定番ですが特に2011年の『アイドルマスター(アニマス)』第二期OP『CHANGE!!!!』を直接的に参照したような「アイマスのアニメ」感が強いOPになっていました。


第2話のストーリーとしても、アニマス第2話「“準備”をはじめた少女たち」から『アイドルマスター SideM』までと共通した、宣材写真の撮影を通してアイドルが葛藤を乗り越える話になっています。既存曲でモンタージュとかもかなりアニマス味を感じましたし、ここまで様々なバリエーションが作られて来た中で、今作は特に原点回帰的にアニマスを強く意識した作りになっている気がします。唯一ゲストアイドルで盛り上がりを作るのはデレアニっぽいかも。

 

今回の主役は市原仁奈。第1話の感想で「あとガチ子供の薫と仁奈が、プロデューサーに対してものすごく不安そうに「いなくならないで......」と言ってるのは、アイドル以前に家庭環境とかものすごい心配になりました。」なんてことを書きましたが、まさにその背景を掘り下げる話となっていました。まったく隙がない。

 

仁奈の父親は海外で働いていて、母親も仕事で忙しく(デレステのコミュでは母親に半分置き去りとも取れる形で事務所にやってきている)、その寂しさから着ぐるみを着て周囲の気を引こうとしているとのこと。慕っている父親には会えず、母親の存在も異様に希薄な中、仁奈にとっての「着ぐるみ」や明るい振る舞いは1人にならないための切実な生存戦略であるようにも見えます(……1話で描かれたありすの孤独が霞んでしまうような)。いちいちみんなの家庭環境が心配になる。

 

ともかくこのエピソードで、仁奈は着ぐるみに頼らずとも自分自身に対して自信を持てるようになり、仁奈にとって「第3芸能課」が安心して居れる場所、ホントの家族みたいに「ただいま」って言っちゃうずっと、ずっと、ずっと…大切な場所になった(違うブランドの歌が混ざった)ということでめでたしめでたし......なのか?

 

 

今週の良いシーン、なに?

 

カメラの切り取り方で仁奈の小ささを示し、着ぐるみの可愛さも映える。

アイドルの不安に誠実に応えるプロデューサー。えらい。

今週のゲスト、しきフレ。変な人たちと見せかけて先輩なりの含蓄のあるアドバイスを授けるとかではなく、単に変な人たちのまま去っていった。

 

1話のプロデューサーに通じる目のアップ。今後も重要な場面でリフレインされそう。

 

今週も安定して面白かったです。

 

 

それではこの辺で。

 

消灯ですよ。