【雑記】新しいコンテンツと新鮮味

漫画・アニメ・ゲーム・音楽・映画・ドラマ・演劇、新しいコンテンツが絶え間なく出てきて、話題になっては消えていく。常に新しいコンテンツがあるので、新しいコンテンツに対して新しさをあまり感じなくなってしまった。

そもそも新しく出てくるコンテンツのほとんどが、リメイク・リバイバル・続編とかだったりするので、本当に新しいものなのかも怪しい。

もちろん、初めてそれらを見る人などにとっては新しく新鮮なものであるのだが、それまでに色々なものを見てくると、新しいものに触れても過去に見た類似のものを思い出して新鮮味は薄くなっていく。

こういうことを考えると、「お前がターゲットから外れたんだ」とか「感性が老いたんだ」みたいな言説が頭に浮かぶが、それもまた違う気がする。本当に新しいものなんていうのは稀で、どれも何かしらの文脈の上に成り立っていることがほとんどだろう。同じものでも、その文脈を知らずに触れれば新鮮に感じるだろうし、知っていればそうでもなくなるというだけで、そんなにネガティブな話ではないんじゃないか。

逆に文脈を知ってるからこそ楽しめるものも沢山あるし、むしろそっちの方が多いと思う。新鮮味という刺激は非常に強い一方で、細かいところを覆い隠してしまう。新鮮味が薄れ、文脈が積み重なっていくにつれ、気に入らないものも見えてきたりして、楽しむためにある程度のロジックが必要になってくる。それが面倒で次の新しい新鮮なコンテンツへと移っていくのも分かるのだが、文脈とロジックを積み重ねてやっと本来の面白さが見えてくるのではないだろうか。

 

というわけで、新しいコンテンツも程々に触れつつ、長く触れてきたものをより深めていく方向でやっていければと思う。お金も時間も無いし(1番の理由)。

 

それではこの辺で。

消灯ですよ。