【ミリオン7th】初日感想1万字

2021年5月22日に富士急ハイランド コニファーフォレストで行われた「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 7thLIVE Q@MP FLYER!!! Reburn」初日、現地で鑑賞しました。

 



以下前置き

昨年5月23日・24日に開催予定だったが、コロナの影響で中止となってしまった同名公演を、「Reburn(再燃焼)」と銘打ちコンセプト等はそのままに改めて開催されたのが本公演。その意味で本公演は再演ではなく、中止されたライブの再現公演なので、最初のライブやれてない=燃えてないんだから「Reburn(再燃焼)」ではなくない?というツッコミもできるのですが、そこはご愛嬌。

コロナ禍以後、ミリオンとしては初の有観客ライブかつ、アイマス全体でも初の野外公演ということで、自分としても是非行きたかった(元の公演のチケットも両日取ってた)ところで、運良く初日のチケットを入手できました。

とはいえ1年経ってもコロナ禍が収まるどころか状況が改善される様子も全く無く、大規模有観客ライブなどリスクしか無いわけですが、大都市ではない野外という環境(一応、大勢が密集・密接していれば野外といえどリスクは高いです)、何よりこの1年で精神的にだいぶくたびれてしまったので、リスクを押して現地参加しました。当然現地では人混みも避け、富士急のアトラクションも乗らず(人が絶叫してるのを眺めてた)、人のいない河口湖沿いを散歩したりしてました。とはいえ久々の遠出でもあったのでそれはそれで楽しかったです。(前置きおわり)

 



まず会場の気候ですが、まず心配されていた雨は前日に止み、ライブ初日は曇りではありながら風が涼しく、鑑賞環境としてはとても快適。

ステージはメインステージから花道が伸び、横長のセンターステージというカタカナの「エ」のような形。

私の席は会場入ってすぐ、B1ブロックの1番外側(下手側最端)、文字で表すとこの辺り「・エ」。そこまで近くもなく、ステージ全体を見渡せないのはもちろん、テント状になってるメインステージの手前奥や、ステージ上手側は全く見えず、センターステージを向くと照明を正面から直接見る形になりとても眩しく、しかも焚き火の煙が逆光になってほとんど見えないなど、ステージを観るという意味では正直あまり良くはない席でした。しかし、ステージに向かう形になれば後ろは誰もいない、席が1つ空け+前の席2人分が空席という超開放的空間になり、腕を目一杯あげたり動いたりし放題で、密も全然感じないし、野外を満喫するには最高の席でした。

というわけで、ここからライブ本編の感想をセトリに沿って書いていきますが、前述の通りステージがあまり見えてないため、キャストの機微とか細かい演出はあまり把握できておらず、もっぱら会場の空気感やバイヴス中心に楽しんでたので、感想もその辺りが中心になりますのでご容赦を。


1.『Flyers!!』(ミリオンスターズ)

まずはダンサーが登場してちょっと小芝居をしつつ、ジャーンって感じの音楽に合わせてゆっくり腕を上げたり下げたりするお馴染みのオープニング。これに関しては言いたいことがあるのですがそれは後述。

そこから満を辞してキャストが登場。前半の衣装はグレーのシャツに赤いリボン、紺のスカート+サスペンダーという、富士急ハイランドのスタッフ感もあるガールスカウトがモチーフ。そのスタッフ感で一瞬別のダンサーが来たのかと思いましたが、カジュアルで可愛らしい衣装で良いと思います。

そしてメインステージ上手・中央・下手、センターステージ中央に設置されたやぐらに、キャストがさながら聖火点灯の如くトーチで火をくべていく(センターはいつの間に火ついたんだろう?)。これぞまさにキャンプ聖火(ファイヤー)。この演出はライブのタイトルと東京五輪に時期が近いことから絶対やると思っていましたが、「東京五輪をめぐるゴタゴタが絶えない中呑気なものだなあ」と思ってちょっと笑いました。

そんな段取りを終えて、いよいよ曲が始まります。個人的にはあまりに久々のライブ(フルライブは2019年10月のバンナムフェス以来)、慣れてない野外の会場、6thライブから来る不安で多少戸惑いもあったのですが、ちょうど下手端に居たもちょや田村さんを肉眼で見てじわじわ楽しくなってきました。ようやくライブに来た実感が湧いてきたというか。

ところで『Flyers!!』には「ペンライトの光は勇気」という歌詞がありますが、昼の明るさではペンライトの光は全く見えず、しばらくは電池節約のため光ってないただの棒を振っていました。まあ手をあげるだけでもいいんですけど、やっぱ棒があった方が雰囲気を感じるので。


2.『Legend Girls!!』(ミリオンスターズ)
3.『ランニング・ハイッ』駒形友梨郁原ゆう渡部優衣田村奈央平山笑美
4.『アニマル☆ステイション!』(南早紀、諏訪彩花雨宮天原嶋あかり田所あずさ、小笠原早紀)
5.『5.Helloコンチェルト』大関英里村川梨衣田村奈央

楽しいコール曲詰め合わせ。もちろんコールはできない。この辺りのコール曲でコールができないのも初めは戸惑いましたが、普段コールする箇所に合わせて大きく腕を振ったり、体の動きだけで曲に乗っていく気持ちよさが分かってきて、どんどん楽しくなっていきました。

『Legend Girls!!』は久々感があり、2曲目にきたのも意外でしたが、改めて楽しい曲でした。全員で歌うのもピッタリ。『ランニング・ハイッ』はオリメンが揃ってたのでやるとは思っていましたが、紗代子と麗花さんが加わってより力強い印象になっていました。これは原曲からですが、ここにのんびりしたひなたの声が入ってくるのが超癒される。続く『アニマル☆ステイション!』のイントロを聞いた瞬間、『ジャングル☆パーティ』が頭をよぎって「流石に最近やりすぎて止められた結果こっちに流れたのか?」などと思いましたが、2日目にしっかりウンババしてたので、むしろどうぶつパワー2倍!やっぱりこの手の曲はマストなんだなあ。最後の『Helloコンチェルト』もしっかりオリメンで嬉しい(律子以外そろったのは初めて?)。


6.『空に手が触れる場所』(小笠原早紀、平山笑美

この曲で完全に心のリミッターが外れました。とても解放的な気分になり、ここから腕も目一杯上げたりより大きく動けるようになりました。そもそも曲自体爽やかでノリが良く大好きだったのはもちろん、山登りがモチーフのこの曲を富士山を望む野外会場で聴けた嬉しさたるや。わーい わーい わーい!とかじゃーん じゃーん じゃーん!の歌詞に合わせて思いっきり手をあげて体を伸ばすのが滅茶苦茶気持ちよかった(最初に書きましたが後ろに人はいない状態です)。一緒に歌うのが茜ちゃんというのも間違いないところ。これを現地で観れた時点でかなり満足できたので、その後はだいぶおおらかな感じで観れたのも良かったです。5億点。


7.『HOME, SWEET FRIENDSHIP』原嶋あかり小岩井ことり村川梨衣渡部恵子渡部優衣近藤唯麻倉もも

この曲は割とノーマークだったのですが、遊園地がモチーフになってる歌詞ということで、富士急ハイランドの側で歌うのにピッタリな曲だと思いました。バンナムフェスで禊も住んでいますが、しっかりオリメンも入れつつ人を増やす形なのも嬉しい。サビで腕を上・横・下と動かす振り付けを簡易的に真似するのも楽しい。あと関係ないですが、改めて歌詞をちゃんと読んだら、確実に遊園地にいると読める描写はチュロスを分け合って並んでるところだけで、その他は「○○に乗ってるみたい」と比喩としての描写だけだったのが意外でした。あくまで「遊園地に行ってるみたい」だね。


8.『Bigバルーン◎』小岩井ことり諏訪彩花近藤唯、小笠原早紀、愛美、南早紀(田村奈央渡部恵子原嶋あかり))

元々の公演日直前にミリシタでイベントをやってたことから、披露されることが予想されていた曲。曲も歌詞も野外にピッタリ。流石にビッグなバルーンを用意するのはかなわなかったものの、風船が登場してセットの一部にしていたのが面白いと思いました。


9.『Good-Sleep, Baby♡』渡部恵子原嶋あかり田村奈央香里有佐
10.『夢色トレイン』郁原ゆう麻倉もも田村奈央渡部恵子原嶋あかり))

まず最初の『Good-Sleep, Baby♡』、、おやすみにはまだ早くない?と思いながら見てたら、間奏でだるまさんが転んだを始めて「寝ないんかい!」とツッコみたくなりました。さらに引率の先生(歌織さん)も一緒に遊んでて「止めないんかい!」とさらにツッコミたくなりました。ただメンツとしてはこれ以外ないですし、より子供らしい桃子の歌声が聴けたのも良かったです。

そして次の『夢色トレイン』、おだやかな曲から急にボルテージMAX!みたいな曲に戸惑ったのと、何より「この夢は寝て見る方の夢ではないだろ!」とまたしてもツッコミたくなりました。不快ってほどではないけど、やはり戸惑う。


11.『Melody in scape』大関英里駒形友梨
12『君だけの欠片』諏訪彩花郁原ゆう

ボルテージMAX!みたいな曲から、また急転直下のバラード!ジェットコースターに乗ってるみたいだよ。『夢色トレイン』を抜かせばちょうど良く繋がると思うんですが、どうしても入れたかったんだろうなあ。もしくはやはりTwitterで言われていた通り、鬼滅ブームに乗っかった「無限列車編」オマージュだったのでしょうか。

それはともかく、個人的にバラードは今回の野外ライブにおける楽しみの一つで、なぜなら陽も傾いた頃に、心地よい風を浴びながらデカい音で聞くバラードは最高に決まっているからです。実際超絶気持ち良くて、その場全体の空気に酔いしれていました。ここでビールでもあおって、アルコールにも酔いしれられたら天国だったんですが、流石に酒持ち込みは自重しました。バイヴスで聴いてたので細かいボーカル表現に言及するのが難しいのですが、『君だけの欠片』で諏訪さんが一瞬声を詰まらせた時は、やはり温かい気持ちになりました。

 

13.『Flooding』(小笠原早紀、麻倉もも田所あずさ雨宮天平山笑美

クレッシェンドブルーが揃った時点で、今回は『Shooting Stars』と『Flooding』のどちらを歌うのかは、多くの人にとってかなり大きな関心だったと思います。フルメンバー未歌唱の『Shooting Stars』か、門司雪先生のコミカライズに準拠した野外での『Flooding』か、もちろんどちらも正解な選択ですが、個人的には『Shooting Stars』がの方が嬉しかったかなと思います。というのも、出演者の割り振りから1日目はクレブル、2日目は灼熱少女をライブの軸にして、初日の「星」と2日目の「炎」でキャンプファイヤーの2側面を表現するとか、そういうことをやるんじゃないかと予想してたからです。実際『流星群』はじめ星にまつわる曲が後半立て続けに披露されているので、『Shooting Stars』で星を揃えてたら構成として綺麗だった気がします。この予想は2日目のセトリも合わせて見る限りそこまで外れてるわけでもなさそうですが、結果的に初日は曇りで星も見えなかったし『Flooding』で良かったのかな?天気予報ではしばらく雨っぽかったのを見て『Flooding』にシフトしたとかは……流石にないか。


14.『Do the IDOL!! ~断崖絶壁チュパカブラ~』村川梨衣郁原ゆう小岩井ことり田所あずさ近藤唯(ミリオンスターズ))

楽しい地獄の始まりだ!この後に及んでまだプロデューサーのせいにされてて笑った。曲としては楽しい。あとキャストのチュパの扱いについてはあまり見れなかったのでアーカイブで確認したいです。


15.『SUPER SIZE LOVE!!』原嶋あかり、小笠原早紀、大関英里諏訪彩花
16.『ココロがかえる場所』田村奈央、愛美、渡部恵子、南早紀)

『SUPER SIZE LOVE!!』から、また情緒不安定なアップテンポからの急転直下バラードか!と思いながらよく聴くと『ココロがかえる場所』で、さらに渡部恵子さんの姿を確認してこっちが情緒不安定になりました。感情の持っていきかたが難しかった。今までオリメンが誰もライブで歌っていなかったのもすごい話で、今回聴けたのも良かったですが、こうなると雪歩含めたフルメンバーでの歌唱を夢想してしまいます。


17.『夕風のメロディー』香里有佐近藤唯駒形友梨

『空に手が触れる場所』に並んでこの野外ライブで特に聴きたかった曲。夕焼けこそ見えなかったものの(以外と深い時間まで雲間から青空が見えてました)、暗くなってきて、風も涼しく、気候としてはほぼ完璧だったと言えるでしょう。静かなAメロBメロからガッと盛り上がるサビが気持ちいい。このぐらいの時間に聴きたいソロとして紗代子の『vivid color』もあったので、ここに駒形さんが加わるのも更に嬉しい。「これでもう今回のライブで思い残すことはないな」とか思ってました。


18.『Super Duper』渡部優衣大関英里
19.『百花は月下に散りぬるを』小岩井ことり郁原ゆう、南早紀)

「これでもう今回のライブで思い残すことはないな」とか思ってたら、でかい思い残しがまだあった。ミリシタの新シリーズMTWの中で最も好きなのがこの『Super Duper』で、もともと桃子とこの曲聴きたさに初日を狙っていました。リズムとか譜割とか歌詞とかかなり今っぽいのに、音色やふたりのボーカルや合いの手が絶妙にちょいダサで、そのバランスが最高な曲ですが、今回大関さんの歌唱が音源よりもラップっぽくなってて、メチャクチャアガりました。ゴリゴリのダンスミュージックなので、やっぱりライブで聴くが一番ですし、カップリングの『Hang In There!』も最高なのでそっちもライブで聴きたい。

『Super Duper』で最高になったテンションでなだれ込む『百花は月下に散りぬるを』ももちろん最高。締めにグッと上げて終わるのは個人的に好きな流れ。『ココロがかえる場所』からここまでの流れは文句なしの5億点でした。超楽しかった。


20.『Blue Symphony』麻倉もも平山笑美雨宮天田所あずさ香里有佐
21.『夜に輝く星座のように』渡部優衣村川梨衣

最後のブロックも間違いなく楽しい曲2連発。特に『Blue Symphony』の振りコピは発声禁止でも楽しさが全く減じないのでとても優秀。この頃には辺りもいよいよ暗くなって、サイリウムの青が綺麗に映えていました。

 

22.『待ちぼうけのLacrima』駒形友梨平山笑美、愛美)
23.『絵本』香里有佐雨宮天

再び楽しいバラードタイム!オリメン揃ってるけど冬の曲だし流石にやらないんじゃと思っていた『待ちぼうけのLacrima』は歌声に酔いしれる意味ではこれ以上ないですし、『絵本』がまた良くて、雨宮さんと香里さんのボーカルが間違いないのは当然ながら、間奏のギターがギュイーンとか音割れ気味に爆音で響いてるのとか家じゃ絶対味わえない感覚で最高でした。デカい音は正義。


24.『流星群』(愛美、渡部恵子

曲の前に触れざるを得ないのが前振りのランタンパート。フードかぶってランタン持った人がゾロゾロ出てきて「なんの儀式始めるつもりだよ!」と思ったら、腕をゆったり上げたり下げたりするオープニング特有の例の動きをして、ランタンを置いて、そのまま帰る。「いや特に何もせず帰るんかい!」と思わずにいられませんが、ライブのオープニング然り、雰囲気を盛り上げるにあたって「人がゾロゾロ出てきて、音楽に合わせて腕をゆっくり上げたり下げたりする」しか引き出しがないのかい!最近の重厚なオープニング自体個人的には正直いらないと思っていますが(そこで作ろうとしてる世界観がだいたいアイマス関係ないし、延々イントロだけを聞かされてる感じ)、少なくとも一回のライブで中に2回も似たような展開があるのはどう考えても冗長だと思います。

そんな意味のわからない演出に困惑した先で出てくるのが、ジュリア桃子の『流星群』という爆弾。

『流星群』自体はまあやるだろうとは思っていましたが、桃子を加えての弾き語りスタイルは全くの予想外でした。焚き火の前で2人で歌う絵面が完璧に決まっていて、この場でしかあり得ない完璧なセッティングと言わざるを得ないのが現状。これは「THE@TER ACTIVITY 02」由来の組み合わせで、2人での生歌唱もそのリリイベで披露されていたらしいのですが、私は見れていなかったので、今回また最高の形で、何より現地で見ることができて本当によかったです。

しかし惜しむらくはやはりランタンパート。あれの困惑のせいで1番は気持ちを整理するの為にあまり集中できませんでした。本当に何だったんだアレ。


25.『星屑のシンフォニア諏訪彩花小岩井ことり田所あずさ駒形友梨麻倉もも田村奈央香里有佐
26.『STANDING ALIVE』渡部恵子、南早紀、雨宮天原嶋あかり近藤唯村川梨衣、愛美、渡部優衣大関英里

『流星群』と『星屑のシンフォニア』の並びは、先述の「星」絡みで予想していたのでものすごくしっくりきました。せっかくだし居ないASの色でも振ろうとして『STANDING ALIVE』のメンバーとごっちゃになってたら一瞬迷ったりしてたら、その次に来てびっくりしてました。LTHは2枚ごとに対になっては居ますが、中でも9と10はいつもごっちゃになる。逆に言えばとても綺麗な流れと言える。


27.『brave HARMONY』(ミリオンスターズ)

これは自分の予想に囚われすぎたのが悪いのですが、この曲がきたときについ「あっ、そっち」と思ってしまいました。『夜に輝く星座のように』『流星群』『星屑のシンフォニア』と実際星にまつわる曲が並んで居たので、「『Starry Melody』あたりがきたら綺麗にまとまるな」なんて思っていたので「あっ、月」という。あるいは中盤で『Flooding』がきたので、一部で荒れそうだけど最後全員で『Shooting Stars』もあるか?なんてことも思っていたので「あっ、月」という。半ば予想があっていた分、余計に違和感を感じてしまいました。まあ当日は星も見えてなかった一方、月は割と見えたりしていたのでむしろ正解と言えますし、2日目の構成を踏まえると十二分に理解はできます。やはりあまり事前に考えすぎるのはよくない。

それから、ぬるっと「これが最後の曲でーす!」って言って始める構成に関して、時間がないとかあるのでしょうが、そこは一旦きっちり締め感を出して欲しいなというところはありました。どうせアンコールはあるんですけど、あまりにもそれを前提とした構成すぎて、段取り感を強く感じてしまうというか(これは最近のアイマスライブ全体に感じることです)。もし誰もアンコールしなかったらどうするんだろうとか、ちょっと考えてしまいます。


28.『なんどでも笑おう』(ミリオンスターズ)

これはストレートに意外でした。この日は割と開放感!イェー!みたいなテンションだったので、あまりエモ方向に傾かなかったのと、意外すぎて「なんでこのタイミングで披露したんだろう」と真面目に考え込んでしまいました。AS以外では確かにミリオンが一番違和感なく歌えると思いますが(あとsideMもそこまで違和感ないかも?)、これはASもとい765中心史観的な感覚かもしれません(デレもシャニも765との繋がりはもはや無いので)。ただこうなると他コンテンツのライブでも歌いそうですが、どういう反応になるのでしょう?何よりまずは合同で聴きたいですが。


29.『Glow Map』(ミリオンスターズ)

ここまで触れそびれていた後半の衣装について触れておきます。インフィニットスカイも見たかったですが、今回のポンチョも可愛くて、特に個別色なのがよかったです。765に慣れてる身からすると、個別色が全面に出た衣装にはアイマスみを強く感じますし、何より遠くからでも判別しやすい!今回は幸い晴れたのでフードは(例のランタンパート以外)使われませんでしたが、雨の中フードを被ってパフォーマンスする姿も見て見たかったです。

ラジオとか天候による演出変更とか匂わせがあったので、花火の一つや二つあるとは思っていましたが、この曲での花火はあまりにいきなり&一瞬すぎて「えっ!?なに今の!?」とただただビックリしてしまいました。これは次の『Thank You!』でより大きな花火を上げるからまだ抑えたい、しかしゲームの再現はしたいということからあの規模感になったのだと思いますが、その瞬間は「えっ、今の何?」感が強かったです。あと、「行ってきます!」からラスサビでセンターステージになだれ込む構成のためでしょうが、そこまでずっとメインステージ中央で全員固まってパフォーマンスしていたので、もう少し横に広がってくれたら嬉しかったです。(単純に近くで見たかった)


30.『Thank You!』(ミリオンスターズ)

最後がこの曲でちょっと安心した。さっきの花火で終わりはないだろうと思っていたので、最後にデカい花火が上がった時は、ビックリすると同時にホッとしていました。この花火のおかげで前の3曲で少し落ち着いたテンションがまた上がって、臆面もなくキャストにブンブン手を降ったりしてました。気分良くライブを締められてよかった。

 


 


この初日は久しぶりのライブ体験ということを差し引いても、メチャクチャいいライブだったと思います。時間もない中30曲も詰め込んだのはかなり頑張っていると思いますし、曲としても新旧(特に久しく聴けてなかった旧曲)ベタから野外会場ならではの意外な曲まで幅広く聴けて、満足度が非常に高かったです。

そして何より野外という場がべらぼうに気持ちよくて。天気としては曇りでしたが、気温的には涼しくちょうどよかったですし、ときどき雲間から光がさしたり、月が見え隠れするのもドラマティックでした。野外で聴く曲も軒並み楽しさが倍になりますし、『空に手が触れる場所』や『夕風のメロディー』などのその場にふさわしい曲は最高の一語に尽きます。

あと良かったのが、ユニット曲を歌唱するときオリメンをきっちり抑えた上で、そこに他のメンバーを追加する形をとっていたこと。最近(特に5th)ユニット曲を披露する際、その日出演しているのにオリメンを入れず、別にあえて外す必要性も感じないことがあったりしましたが、やはり今回のように居るオリメンは基本入れたほうが安心して見られる気がします。もちろんあまりに続くと食傷気味にもなったりしますが(多くのMTG曲のように)、もはや765AS以外のアイマスユニット曲は基本もれなくユニット内物語が付与されているので、あえて外す必然性を提示できない限りはオリメンを入れたほうがいいと思います。

その他全体の構成やらコンセプトについては2日目の感想で書こうと思いますが、6thと比べたら圧倒的に余計なことをしていなかったのが素晴らしい(ランタンパートぐらい)。これは仮説なのですが、今回のような野外、バンナムフェスのようにやることがかなりかなり決まっているライブ、私は見れていませんが生バンドのシンデレラ7th大阪など、演出の自由度がかなり制限されているほど、いい感じのライブになっている気がします。多分やれることが多いと余計なことをやりたくなっちゃうのだと思うので、今後も会場なりコンテンツ全体の動きなりで、先にライブでやれることを決めてしまう方向で行ってくれると嬉しいかも。

ちょこちょこ文句もめいたことも書きましたが、特に初日は全体で10億点出ている中の-30点ぐらいの話なので、些細な話です。ここ最近ずっと参加したライブを思い返す時、演出とか構成周りの事ばっか考える事になっていたので、こうして1曲1曲あれが良かったこれが良かったとだらだら書いていける幸福よ。

先に言ってしまいますが、初日ほどではないにしろ2日目も十分に楽しかったので、初日の感想を書くに当たってノイズにならなくてよかった。最近2日あれば片方良くてももう片方が「うーん」ってことが多かったので。


というわけで、ぼちぼち1万字に突入したので、この辺りで一旦切り上げます。2日目の感想は配信視聴だったり視聴環境に問題があって、これよりはもっとあっさりしたものになると思います。あとは全体の総括とか。


それでは一旦この辺で。

2日目に続く。