【ドラマ】『鬼平犯科帳 本所・桜屋敷』感想

池波正太郎生誕100年を記念して昨年公開された映画『仕掛人・藤枝梅安』に引き続き、今年劇場版と連続ドラマの公開が決まっている『鬼平犯科帳』の新作シリーズの第一弾となるテレビスペシャル『鬼平犯科帳 本所・桜屋敷』を観ました。

 

今回の『本所・桜屋敷』はスカパーの時代劇専門チャンネルで独占放送という形で私は観れる環境になかったため、「Lemino」というドコモの配信サイトで視聴しました(ここで『仕掛人・藤枝梅安』も観れます)。

Lemino(レミノ)/ドコモの新しい映像サービス - 知らなかった、大好きへ。

 

昨年の『仕掛人・藤枝梅安』がかなり良かったので今年の『鬼平犯科帳』も楽しみにしていて、実際期待に違わぬ良い出来でした。

 

「梅安」は河毛俊作監督、「鬼平」は杉田成道監督と監督は違いますが、世界観や画面のルックはしっかり統一されており、まずこの映像だけでも高い満足感があります。特に今回の『本所・桜屋敷』は暗闇のシーンが映画並みにしっかり暗く作られているので、ちゃんと部屋を暗くして観るのがおすすめ。

 

池波作品には欠かせない食描写ももちろんあって、ちゃんと全部美味しそうでそれだけで満足。軍鶏鍋と蕎麦が食べたくなりました。

 

話としては回想が多いのが少し気になったものの、役者陣の重厚な演技ときっちり溜飲を下げてくれる勧善懲悪なストーリーで、十二分に楽しめました。今回で導入はやり切ったので、今後の作品ではよりスムーズな話し運びができるでしょう。

 

次は劇場版『血闘』が5月10日に公開。それまで『梅安』を見返したり原作を読んで楽しみに待ちたいと思います。

 

 

それでは今回はこの辺で。

消灯ですよ。