【ドラマ】『相棒21』最終話感想

初代相棒・亀山薫が14年ぶりに復帰する『相棒』season21が最終回を迎えたので、感想を書いていきます。

 

まず最終回スペシャル前・後編の話からすると、何はともあれ神戸くんと亀山くんの邂逅が最高で、それだけで十二分に楽しめました。米沢さんと亀山くんの再会も見れましたし、官房長の死に対する亀山くんの反応だとか、神戸くんと社さんのパイプができたり、亀山くん復帰に際して見たかったものがてんこ盛りで良かったです。

その分お話としては大概ボンヤリしていて、官房長の遺骨は特に関係なかったり、鉄道一筆書きも事件には関係なく、団塊批判も特に主軸ではなく……と、亀山くん絡みのシチュエーションを入れるために作られた話という感じで、整合性に関してはご愛嬌といったところでしょう。ただ今回もなかよし子供グループの描写に関してはほっこりと良かったです。

今回できた繋がりは別にその後の展開の構想があるとかではなく、多分「芽が出るかは分からないけど折角だし種だけ撒いておこう」という感じで、今後それらが活きてくるとも限りませんが、ボンヤリと楽しみにはしておこうと思いました。

 

今シーズン全体の感想としては、亀山くんが帰ってきたことで初期の人情路線が戻ってきた感じがあって、14年ぶりとは思えない安定感がありました。過去の再放送と混ぜても全然違和感がない。それでいて時折これまでの年月を感じさせる瞬間もあって、それにはやはりグッとくるものがあります。そしてイタミンをはじめ懐かしいメンツとの再会や、亀山くん以後の新レギュラーとの顔合わせなど、最後には神戸くんとの対面まで見れて、期待したものは一通り見れて良かったです。あと準レギュラー組で会ってないのは陣川くんと、月本幸子も出てきたら嬉しいかなぐらい?津川雅彦さんが鬼籍に入られてしまいましたが、瀬戸内米蔵絡みの話も見たい。

ただ、これで同窓会は済んだということで、来シーズン以降はまた新たな展開やドラマなども見れたら良いなと思います。劇場版での歴代相棒全員集合ももちろん見たいですが、それはもう相棒完結なので難しい。

 

 

それでは今回はこの辺で。

消灯ですよ。