今季放送のドラマ『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』最終話まで観ました。
これまでの映画も楽しんで観ていたのですが、とにかくこのドラマ版が刺さって日々の癒しになっていました。
基本的には映画版にも増してゆるい、ぬるま湯的な空気感で進むのですが、殺し屋ならではのドライな世界観が要所要所で現れるので、日常パートもより映える。このバランスがかなり良かったです。
また毎回ふたりでご飯を食べるシーンが入るのも良くて、個人的にそういう場面があると自動的に評価が上がるというのもありますが、池波正太郎的に「生」と「死」を対比する機能をしっかり果たしていたと思います。
ドラマからの新キャラも魅力的で、前半の夏目、後半の日野と、立場こそ違えどふたりとも悩みを抱えた、人間らしい良いキャラでした。
一方の悪役たちは皆利己的かつ非人間的なやつばかりで、毎回殺しに対するカタルシスがあったのも良かったです。
そしてこれらの要素が結実する11話のカタルシスといったらもう……。
最終的には理不尽と闘い、弱きを助け強きを挫く、「必殺仕事人」や「イコライザー」的な位置に着地するのもとっても良かったです。その調子で永遠に続いて欲しい!
それでは今回はこの辺で。
消灯ですよ。