THE IDOLM@STER 765 MILLIONSTARS HOTCHPOTCH FESTIV@L!! 2日目感想

一応雪歩・桃子担当を名乗る身としては、2人が一緒に出る2日目は何としても参加したかったので、ステージサイドでもなんでも行ける時点で嬉しかったわけですが、席が初日と同じ北東のさらに1階だったのは、結果的に非常に幸運だったように思います。ステージサイド1階はメインのモニターは全く見えず、ステージ側の奥に小さいモニターがあるのみで、実際ほとんど見えませんでした。当然ルーレット演出も全く見えず、会場の歓声に対し周囲からは「見えねえ!」の声が漏れ、正面のメインモニターをなんとか見ようと屈む姿は可笑しかったです(頑張れば下半分の4分の1くらいは見えたと思います)。そんなデメリットはもちろんあったのですがそれを補って有り余るほど、演者のパフォーマンスを近くに感じられました。さらに個人的に良かったところも色々あるのですが、それは後々書いていきます。

それではライブ本編です。ステージサイド1階ということで、ライブ前はステージが見えるのか近いのか、期待と不安が半々くらいだったのですが、1曲目『READY!!』で不安は一瞬で消えました。というのも、立ち位置がこちら側の一番端だったゆきよさんがめっちゃこっち向いてくれたからです。全く現金ですね。10thでも割と近くで拝見したのですが、美しいし足細いしサービス精神もあって本当にナイスですよね。これは惚れる。まあそれはともかく、こちら側に来た演者さんが度々手を振ってくれたりするのは嬉しいですね(2階だと死角に入って見えなかったりしたので)。そんなこんなでテンションも上がりながら迎えた挨拶では、会場のP達から浅倉さんへの祝福の声援があったり(私はすぐには気がつきませんでした。気が利かなくてスイマセン)、千早による春香の「後ろの席まで〜」が聞けたりと、序盤から泣かせる内容でした。そしてその感動の流れをぶった切るメガネコンビによる『MEGARE!』というダジャレ選曲。正直『いっぱいいっぱい』を聴きたかったわけですが、後の若林さんの躍動を見て、さらに『いっぱいいっぱい』までやってたらと考えると、少し心配になってもくるので、こんな手打ちでもまあよかったのではないかと思います。次の曲はU149による楽しい『Sweet Sweet Soul』。選曲はなんとなく幼いイメージ(「大人ってずるいよね」等)くらいの感じでしょうが、ニワカ“ヘッズ”(HIPHOPファンの通称)の自分としても好きな曲で、そこに桃子まで入ったverが聴けたのは2重に嬉しかったです。前回の武道館では、恐らく原曲のイントロの短い尺だけだったために、若干窮屈な印象があったコール&レスポンスも、今回はしっかり尺が取られていて改善されていました。また、フリースタイルもそれぞれのアイドルに合わせたものが新しく用意されていて、非常に好感が持てました(詳しくは聞き取れませんでしたが、桃子のラップは「私の言うことを聞きなさい!」的な感じだったと思います)。恵子さんの立ち位置がこちら側だったのも良かったです。続いてグリマスのイベント「開催!アイドル学園文化祭」で争っていた2人による「リフレインキス」。これもまた選曲がよく分からないのはともかく(強いて言うなら歌詞の「2人」感でしょうか)、トラブルがあった中で何とか歌い切った小岩井さんには感服いたしました。そして予告先発ユニット1の『Understand? Understand!』、唯一買いそびれていたLTD06の曲だったので完全に意識の外でなんか申し訳ない気持ちになりました。SSSに続き手前側に恵子さんがいらしたのですが、頑張ってらっしゃいました。現場からは以上です。最初のブロックの締めは『Shooting Stars』。激しい感じでした。

若林さんがまんま律子の立ち回りをしてたり、Machicoが土下座してたりした愉快なトークパートを挟み、第2ブロックは怠惰な天才コンビ(美希は黄色じゃないので括り辛いですよね)の『マリオネットの心』。予想通り予想以上でした。ここの長谷川さんのパフォーマンスはいつかちゃんと見たいなあ(こちらから見て反対側だった)。2曲めは“バード”とか“天”とか空っぽい人たちの『arcadia』。良かったんですけど、このメンツなら『蒼い鳥』とか聴きたかったかも(というか両日でこんだけやって森由里子先生作詞の曲が1曲もないんですよね)。続く『99 Nights』は、予告の大人チームで予想してたのもあって最初は紫のリウム振ってました(誰が歌ってるか見えなかったので)。これも後にちゃんと映像で見たいですね。あ、選曲については、逢えない感じの歌詞から莉緒を中心に原曲メンツで固めた感じでしょうかね?。そして来てしまった冬生まれの『Little Match Girl』。長いスカートをなびかせながら舞う浅倉さんは非常に美しく、また、ミリオンの中でも歌唱力の高い3人に囲まれながら、埋もれるどころか歌声が際立って響いていたように感じます。これは担当の欲目もあるかもしれませんが、キャラクターとして、雪歩としての響きは一番だったと思います。そして第2ブロックは『Eternal Harmony』で締め。これもいつかオリメンでの歌唱が見たいですね。

ミリオン随一のエモさを誇る恵子さん(この日は少し立ち姿に緊張が現れていたような)による「あずみんとお揃いでエモい」という最高にエモいエモアピールがあったエモ・トークパートを挟み第3ブロックへ。一発目はトコロ、ロコ、コロによる『ココロ☆エクササイズ』。楽屋落ち感!。続く『求ム VS マイ・フューチャー』、武道館でプロレスってのは分かるんですが、なぜ相手が亜美真美なのか?確かに下田さんは得意そうですけど。武道館で行われた猪木vsモハメド・アリ、猪木→のり子、アリ→亜美、というダジャレ説を見かけましたが果たして......?。そして予告ユニット2、クリスマスカラーユニットの『メリー』。これは予想的中で担当の面目躍如といったところでしょうか(偶々ですけど)。季節盤では『サニー』組だった雪歩のレアな歌唱を、近くで観れて(浅倉さんの立ち位置的に)非常に楽しかったです。このブロックの締めの『DIAMOND DAYS』『ToP!!!!!!!!!!!!!』は昨日で分かっていたので安心して楽しめました。

下田さんが待機疲れしたりしていた答え合わせおもしろいトークパートを挟み、第4ブロック1局目は、予告の大人ユニットによる『おとなのはじまり』。初日のやよい育がキラメだった時点でそんな気はしてました。まあ楽しいんですけど、やっぱりバラードが映えそうなメンツだったので、ネタで消化するのはもったいなかった気も(予想は99nightsでしたけが)。とはいえ会場は温まり、本日2度目のHIPHOP的楽曲の『Honey Heartbeat』へ突入。アイマスライブで1日に2回も「say HO!」するとは思わなかった。ユニット選出理由は「リア充」だそうです。続いて若干歌唱数合わせな感に見えなくもないASの『俠気乱舞』。一応26話の嘘予告で、お水の美希、警察の律子が居ないのはいいんですが、伊織は市民だったのでちょっとゆるい感じはあります。最初誰が歌っているか見えませんでしたが、雪歩はいるんだろうなあと思ってました。次もミリオンの歌唱数合わせと思しき『待ち受けプリンス』。前から思ってましたが、これのコールは酸欠になる。そんな息も絶え絶えな状態で迎えた『ジャングル☆パーティー』は、オリメン+自然っぽい要素が名前にある人?(豊“川風花”、秋“月”、徳“川”)かなあ(他にも“木”下とか北“沢”とか高“山”とかありますけど、そこは歌唱数のアレで)。あ、若林さんは“林”担当だったかも。近くで見てましたけど、ここの若林さんの躍動は半端なかったですね。途中手を膝についてたのは申し訳ないけど笑ってしまいました。でもそこからすぐに復活してたので本当にすごいなあと。そんな大いに楽しませてもらった1曲を経て、まさに真打登場の青の系譜『アライブファクター』!誰がどう見たってこの日の白眉となったこの1曲、かねてからこの曲を表す比喩として「殴り合い」という言葉が使われていましたが、今回はそれを本当に体現したステージでした。今井さんから仕掛けて始まったロングトーン合戦!負けじと応酬する田所さん!最後のロングトーンは田所さんに軍配が上がりましたが、このブロックで今井さんは『俠気乱舞』を歌っており、実際田所さんよりも1曲多く歌っているので、次は同じ条件で万全の状態のもと、再び相見えてほしいですね。と、何の感想を言っているのかわからなくなるほど熱く、素晴らしいステージでした。リリイベ、台湾と聴いてきましたが、今回が一番仕上がっていたように感じます。あ、台湾といえば、あの時の稲川さんと下田さんのネタ合戦も良かったですね。先輩がカマして、後輩が食らいついてっていう構図はやはりアガります(勿論、同じ方向を向いて高め合うのも最高です)。興奮冷めやらぬ中、全員揃っての『カーテンコール』で締め。1日目はそれほどでもなかったのですが、この日はダメでした。浅倉さんの背中を見ながらこの歌詞を聴いていると、どうしようもなく泣けてきちゃって。いわゆる「思い出ボム」的感覚ですね。この感覚を覚えたのは9thの『First Step』、ミリ4thの『デコレーション・ドリ~ミンッ♪』以来3度目です。前からそんな気はしていましたが、最近はもう浅倉さんが歌っているのを見るだけで泣けてきちゃって、さらにその歌が思い出を喚起するような歌詞だった日にはもうダメです。今回は今後しばらく浅倉さんのステージが見れなくなるタイミングだったので尚更に。多分この曲が終わると同時に昇天するのが、現時点で考え得る限り1番幸せな死に方だったと思います(残念ながら今も生きてこの文章を書いているわけですが)。

ミリシタについてしつこい程新情報が告知された後、『Brand New Theater!』でアンコールパートがスタート。やっぱりゆきよさんがこっち向いてくれるのが嬉しい。感謝。また、ここでは田村さんも手を振ってくれたりしました。そんなこんなで最後の挨拶となり、恵子さんのエモい挨拶を聴き終わったあたりで......私の記憶は途切れています。


まあこれは単に時間の都合で途中退場しただけです(直前に生きてこれを書いてるって言ってますしね)。浅倉さんの挨拶が聞けなかったのと、『THE IDOLM@STER』のフリータイムを近くで見れなかったのは心残りですが、それまでの満足感が半端なかったので、割と穏やかな気持ちで会場を後にしました。

割と最近のアイマスライブには気になることも多く、楽しさ半分、といった感じだったのですが、この日は全く文句なく見ることができました。ステージが近かったのはもちろん、ルーレット演出が見えず、そちらに気を取られなかったこともプラスに働いているかもしれません。あとは、結果として加点箇所が多すぎたため、気になるところが見えなくなっているだけかもしれません。

ここからライブ全体の総評を......と思ったのですが、これまた長くなってしまったのでまた分けます。果たしてこんな長文を読む人がいるだろうのか......。



【まだつづく】