【シンデレラ10th】千葉公演初日、かんたんな感想

11月27日・28日に開催された「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND TOUR!!! Celebration Land」初日をアーカイブで今さっき観ました。

 

全体としてまず思ったのが質素!セットにしても演出にしても、3rdから7thで見られたような豪華絢爛ド派手趣向から考えると、だいぶ落ち着いて、言ってしまえば普通のライブをやっていたのが印象的でした(7thから多少落ち着いた兆しはあった気はします)。その意味でそこまで10周年のアニバーサリー感はありませんでした。まあその面はおそらく2日目に集約されてたのだと思いますが、あえてそこだけ観るのもなんか義務感に駆られてる気がして楽しめない気がしたので、今回はあえて初日を見ました。

とはいえ特に今回の千葉公演は初期から出てるキャストも多く、彼女らの佇まいで「時間を重ねてきたんだなあ」と、熱心に追ってない自分でもそれなりの感慨がありました。アニバーサリー感に関しては、キャストもコンテンツ稼働当初から関わっていた訳ではないですし、人数も多ければ加入した年代もバラバラだったり、環境的に765の10thのような感じにならなかったのは仕方ないかもしれません。

個人的には5thぐらいのライブを観てる感覚で、自分が4th以降からちょっと離れだしたのもあるのですが、オーソドックスな構成・演出かつ出演者も曲もだいたい馴染みがあったので、大変観やすかったです。4th以降シンデレラのライブ(にも限りませんが)の演出がどうにも合わなくて、いちおう定点観測としてその後も毎回1公演は観ていましたが、楽しみつつも正直「派手だけどどうでもいい感じだな」と感じるところも多分にありました。それで言えば今回は派手な演出が微塵もないどころかむしろ質素すぎると思うぐらいで、その意味で昔のライブを観てる気分になったのかもしれません。そのおかげでパフォーマンスをじっくり見れて、キャストの方々の時間を重ねたなりの表現を感じられたのですが、ド派手主義がインフレしかった表現を見たかった面も無きにしも非ず。多分ツアーでそこまで大規模でなかったのと、情勢的にそんな派手にいく感じでもなかったのだと思いますが、ライブのクオリティ的な面で見れば良かったんじゃないかと思います。

なので、演出で気になったところも特になく、気になったのはOPのチープなぴにゃこら太の映像ぐらいで(あれでライブへの期待感が高まる人はいるのだろうか)、セトリの違和感も全然ありませんでした。ミリオンを見ても、コロナ禍でド派手演出が出来ずいい枷になってるのか、演出もセトリも最近いい感じな気がします。

曲単位で言えば、シンデレラ曲でいちばん好きな『はにかみdays』を観れたのがまず良かった。というかこれを観るために初日を観たところも大いにあります。大橋先生にはもはや貫禄を感じました。ただ歌詞に合わせて背景の色が変わったりすればいいのになあとちょっと思いました(確か初披露の時も思いました)。これに限らず背景は大概質素でした。

キャストで言えばいちばん良かったのが南条光役の神谷早矢佳さん。初めて見た時はちょっと不安定だけど魅力的という印象でしたが、今回は安定して終始パワフルなパフォーマンスを披露していて気持ちが良かったです。『TAKAMARI☆CLIMAXXX!!!!!』の冒頭でイヤモニが外れながらも力強く叫んでいたのが、今回のライブの個人的ベストモーメントでした。

 

感想としてはざっくりこんなところで、かなり楽しく拝見しました。5thで止まっていたシンデレラの印象がちょっと動いた感じがしました。コンテンツとしては疑問を持つ動きも多いですが、付かず離れず遠巻きに眺めていようと思えました。

 

(しかし、シンデレラに限らず、ここ5年のアイマスライブはだいたい「765のライブが観たいなあ」という気持ちに帰結してしまうんだよなあ)

 

それではこの辺で。

消灯ですよ。