【漫画】最近読んだ漫画の感想(山本秀夫・進撃・ヒロアカ・ゴールデンカムイ)

定期的に何かを出す習慣をつけようと、毎週火曜に記事を書いていくことを決めて三週間。なんとか1ヶ月に届きそうといったところで油断が出てしまい、何も用意しないまま現在23時30分。

 

今日ここまでずっと何をしていたかといえば、ヤンジャンのアプリで無料だった『ゴールデンカムイ』を読んでいたということで、最近読んだ漫画の感想をざっくり書いて今週はお茶を濁します。

 

殺し屋1』『のぞき屋』『新・のぞき屋

kindle unlimitedが安かったので入り、最近『ホムンクルス』を知って気になっていた山本秀夫作品があったので読んでみた。『殺し屋1』はヤクザの抗争に見せかけてSM論を語る漫画。お話としてはかなり綺麗にまとまっていて、暴力描写がかなり痛そう。三池崇史監督が実写映画化しているようで、そちらもかなり評判良さげなので今度観てみたい。『覗き屋』は探偵をしながら人の心理を探ろうとする人の話。大なり小なり物語は人の心を描こうとするものだとは思うが、『ホムンクルス』含め、山本作品は心理分析的にかなりディープなとこまで探ろうとしているのが伺えた。まあ中心が裏社会なので偏りはあると思うが。

 

進撃の巨人

DMMブックスでポイント50%セールをやっていたので、この機会にと全巻購入。よくご飯を食べに行っていた店に置いてあったので、そこで途中までは読んでいたのだが、改めて読み返すとあまり覚えていなかった。ちょっと場面や時勢の行き来が分かりづらくて、飛び飛びで読むには少々きつかったからだ思う。今回は一気読みだったが、今どういう状況か理解できなくて読み返すことも多かった。ただ物語としてはしっかり綿密に作られていて、特に終盤にかけての怒涛の伏線回収だったりスペクタクル巨人バトルはとっても楽しかった。陰惨な話が続く中でも、要所要所では少年漫画の王道をきっちり抑えていて普通に燃える。とはいえ基本的には人がバタバタ死ぬし、裏切りや謀略が延々と続くので、そんな長い物語の終着点としてあの結末はちょっと苦すぎるかなと思った。前述の山本作品と続けて読んだので、しばらく暗い話はお腹いっぱい。

 

僕のヒーローアカデミア』(途中)

ジャンプのアプリで5巻まで無料だったのでそこまで読んだ。ストレートに陽性(少なくとも序盤は)な能力バトル物で、単純に面白かった。人気が出るのも頷ける。ただジャンプ本誌でやってる今の話を読むとだいぶ暗い方向に話が行ってるっぽいので、気が向いたら続きは読むかも。

 

ゴールデンカムイ』(途中)

これまたヤンジャンのアプリで無料だったので読んでいる。戦争とアイヌ新撰組という異色な組み合わせながら、かなりうまいことマッチしていて面白い。時代背景やアイヌの文化、歴史上の人物まで登場して勉強にもなる。何より狩猟から食への描写がたっぷりあって、しっかり美味しそうなのがとても良い。それもただ休息や豆知識的な描写でなくて「生」を描くために必要な描写とわかるのも良い。一方話が進むごとに「性」を感じさせる描写(主に屈強な男たちのムンムンするような全裸)がモリモリ増えていくのには笑った。これも大概人が死ぬし、悲惨な背景を持つ作品ではあるのだが、いちいち挟まれるギャグやアシリパさんの顔芸が面白くてそこまで陰鬱な気持ちにならないのも良い(それでいて「死」に対してもしっかり向き合っているのも良い)。

 

最近読んだ漫画としてはこんなところで、我ながら半額セールや無料公開で日夜漫画を読みふけっているのは貧乏くさくてどうかと思うが、あるのだから仕方がない。というかそろそろ自分で描かなきゃなあ......。

 

それではこの辺で。

 

消灯ですよ。